| 講演抄録／キーワード |
| 講演名 |
2005-07-30 09:55
聴診記録法による運動時拡張期血圧の判定方法の検討
○小原 繁・白川 悟（徳島大） |
| 抄録 |
（和） |
運動時の血圧測定において血管音が安静時拡張期血圧よりかなり低いところまで，場合によっては０mmHgまで聴診できることがある．よって運動時拡張期血圧の判定は血管音が急に小さくポイント，すなわちスワンの第４点とするとされている．本研究の目的は，運動時血圧の自動判定化の基礎資料とするために，この第４点を識別する方法はないかを検討することである．被検者として健康な男子大学生15名について運動時血圧測定を聴診記録法で行った．聴診記録法とは血管音，心電図，カフ圧を同時記録し視覚的に判定する方法である．判定の検討として，（１）血管音の第４点前後のスペクトル分析，（２）血管音振幅の相対値比較，（３）血管音の前後の音振幅の低下率の比較を行った．第１と第３の方法では，共に明確な判定基準は得られなかった．よって第２の方法が妥当であったが，この方法は従来の血管音振幅の視覚的判断による判定法と同じである．しかし，この方法でも血管音振幅が徐々に減衰していく場合には判定が困難であり，全ての現象に対応できる方法は見いだせなかった．今後，さらに検討を工夫する必要がある． |
| （英） |
In this paper some methods for determination of diastolic blood pressure during exercise were discussed. Blood vessel sounds, ECG, and cuff pressure were recorded simultaneously to a personal computer through an A/D converter. Subjects were 15 healthy male students. They performed pedaling exercise with a incremental loading method. Spectral analysis of blood vessel sound was applied, but clear determination for diastolic pressure did not exist. The further studies are need to determine diastolic pressure during exercise. |
| キーワード |
（和） |
運動 / 拡張期血圧 / スペクトル分析 / 血管音 / 聴診法 / 血管音振幅 / / |
| （英） |
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| 文献情報 |
信学技報, vol. 105, no. 222, MBE2005-40, pp. 5-8, 2005年7月. |
| 資料番号 |
MBE2005-40 |
| 発行日 |
2005-07-23 (MBE) |
| ISSN |
Print edition: ISSN 0913-5685 |
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