| 講演抄録／キーワード |
| 講演名 |
2005-09-16 13:15
脳表層におけるヘモグロビン濃度変化のカオス性
○松下 晋・中川匡弘（長岡技科大） |
| 抄録 |
（和） |
fNIRS(functional near infrared spectroscopy)は，脳の活動に伴う脳表層のヘモグロビン濃度変化を計測することにより間接的に脳の活動を推定する手法である．fNIRSによって計測される信号には，様々な要因からなるノイズが含まれているが，一般に脳表層におけるヘモグロビン濃度は緩やかに変化するものと考えられており，多くの場合，高周波成分は単純なローパスフィルタや移動平均，加算平均などで除去が行われていた．しかし，生体信号の多くに存在するといわれているカオス性が，fNIRSによって計測されるヘモグロビン濃度変化や，一見ノイズにみえる高周波成分にも存在している可能性が考えられる．そこで本研究では，fNIRSによって計測された信号に対してカオスリカレントニューラルネットワークを用いて順方向，逆方向の予測を行い，そのカオス性を検討した．その結果，脳表層におけるヘモグロビン濃度変化とそのゆらぎが，カオス的性質を有することが見出された． |
| （英） |
fNIRS(functional near infrared spectroscopy) is regarded as a technique to estimate the activity of a human brain indirectly by measuring a hemoglobin density dynamics of the cortex caused by activity of a brain. An inevitable noise caused by various factors is to be included in a signal measured by fNIRS. Usually, hemoglobin density in the human brain cortex is found to change slowly in time. Then, in general, the high frequency components was removed through a simple low pass filter and moving average scheme with temporal average procedure. However, we may expect the possibility the hemoglobin density dynamics measured by fNIRS possesses chaotic properties. From this respect, in this report, we shall examine a signal measured by fNIRS whether it is chaotic or not. From the present analyses, in conclusion, it is shown that chaotic properties may be detected in the signal measured by fNIRS, which may be related to those of ECG etc. |
| キーワード |
（和） |
fNIRS / 近赤外分光法 / ヘモグロビン濃度変化 / カオス / カオス検定 / / / |
| （英） |
fNIRS / Near Infrared Spectroscopy / Hemoglobin Density Dynamics / Chaos / Chaos Detection / / / |
| 文献情報 |
信学技報, vol. 105, no. 277, NLP2005-53, pp. 37-42, 2005年9月. |
| 資料番号 |
NLP2005-53 |
| 発行日 |
2005-09-09 (CAS, NLP) |
| ISSN |
Print edition: ISSN 0913-5685 |
| PDFダウンロード |
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| 研究会情報 |
| 研究会 |
CAS NLP |
| 開催期間 |
2005-09-15 - 2005-09-16 |
| 開催地（和） |
長岡技術科学大学 |
| 開催地（英） |
Nagaoka Univ. of Technology |
| テーマ（和） |
一般 |
| テーマ（英） |
general |
| 講演論文情報の詳細 |
| 申込み研究会 |
NLP |
| 会議コード |
2005-09-CAS-NLP |
| 本文の言語 |
日本語 |
| タイトル（和） |
脳表層におけるヘモグロビン濃度変化のカオス性 |
| サブタイトル（和） |
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| タイトル（英） |
Chaotic Properties of Hemoglobin Density Dynamics in the Human brain |
| サブタイトル（英） |
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| キーワード(1)（和/英） |
fNIRS / fNIRS |
| キーワード(2)（和/英） |
近赤外分光法 / Near Infrared Spectroscopy |
| キーワード(3)（和/英） |
ヘモグロビン濃度変化 / Hemoglobin Density Dynamics |
| キーワード(4)（和/英） |
カオス / Chaos |
| キーワード(5)（和/英） |
カオス検定 / Chaos Detection |
| キーワード(6)（和/英） |
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| キーワード(7)（和/英） |
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| キーワード(8)（和/英） |
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| 第1著者 氏名（和/英/ヨミ） |
松下 晋 / Shin Matsushita / マツシタ シン |
| 第1著者 所属（和/英） |
長岡技術科学大学 (略称： 長岡技科大)
Nagaoka University of Technology (略称： Nagaoka University of Technology) |
| 第2著者 氏名（和/英/ヨミ） |
中川 匡弘 / Masahiro Nakagawa / ナカガワ マサヒロ |
| 第2著者 所属（和/英） |
長岡技術科学大学 (略称： 長岡技科大)
Nagaoka University of Technology (略称： Nagaoka University of Technology) |
| 第3著者 氏名（和/英/ヨミ） |
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| 第20著者 氏名（和/英/ヨミ） |
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| 講演者 |
第1著者 |
| 発表日時 |
2005-09-16 13:15:00 |
| 発表時間 |
25分 |
| 申込先研究会 |
NLP |
| 資料番号 |
CAS2005-40, NLP2005-53 |
| 巻番号（vol） |
vol.105 |
| 号番号（no） |
no.275(CAS), no.277(NLP) |
| ページ範囲 |
pp.37-42 |
| ページ数 |
6 |
| 発行日 |
2005-09-09 (CAS, NLP) |
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