講演抄録/キーワード |
講演名 |
2019-12-06 13:50
視空間認知機能低下予防のための多重課題に関する基礎研究 ○佐藤和彦・林 裕子・清水久恵・木村主幸・山下政司(北海道科学大) MBE2019-63 NC2019-54 |
抄録 |
(和) |
視空間認知機能の低下を予防するために,注視と視線移動の眼球運動による視覚性記憶を課す課題に,身体的運動の課題を加えた多重課題を行う機器であるステップアイを開発してきた.今回,このステップアイの眼球運動と身体運動について,視空間認知機能評価機器のタッチエム®および5m歩行と比較してその有効性について検討を行った.その結果,ステップアイの眼球運動は,課題提示時においては,眼球移動速度と注視時間がタッチエム®とそれぞれ同等であり,課題回答時においては,眼球移動速度が他の比較対照実施項目より速く,注視時間は5m歩行と同等であった.また,ステップアイの身体運動強度はタッチエム®より高い傾向,5m歩行より低い傾向を示したが有意差はなかった.以上のことから,ステップアイには注視と視線移動による眼球運動と,身体運動の多重課題を遂行させる機能があることが確認でき,多重課題が視空間認知機能低下の予防のリハビリテーションとしての有用性を持つ可能性が示唆された. |
(英) |
(Not available yet) |
キーワード |
(和) |
視空間認知機能 / 眼球運動 / 身体運動 / 多重課題 / リハビリテーション / / / |
(英) |
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文献情報 |
信学技報, vol. 119, no. 327, MBE2019-63, pp. 107-110, 2019年12月. |
資料番号 |
MBE2019-63 |
発行日 |
2019-11-29 (MBE, NC) |
ISSN |
Online edition: ISSN 2432-6380 |
著作権に ついて |
技術研究報告に掲載された論文の著作権は電子情報通信学会に帰属します.(許諾番号:10GA0019/12GB0052/13GB0056/17GB0034/18GB0034) |
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