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講演抄録／キーワード
講演名 2019-12-12 13:15
共鳴構造特異的発話特徴と深部脳活動との相関
○今井絵美子（神戸大）・片桐祥雅（東大）
抄録 （和） 認知症高齢者数が増加する中，音声解析による早期診断法が注目されているが，声の変性の神経生理学的メカニズムは解明されていない．我々は発声の運動的側面の中枢といわれる中脳水道周囲灰白質（PAG）と連絡する脳機能ネットワークの障害が音声変性の原因であると仮説を立てている．本研究では，PAGと連絡する前部帯状回が障害された脳梗塞罹患者の回復過程での音声と深部脳活動の変化に着目し，これが仮説の傍証となり得るか検討した．その結果，発話中の音声共鳴構造の変化と上部脳幹モノアミン神経活動の増大との間に相関があることを見出した．これは，脳幹から障害が進行するとされるアルツハイマー型認知症では，この回復過程と逆行し，PAGを介して音声変性という末梢症状が発現している可能性を示唆している． 
（英） Great interest has been given to features of speech voice for detecting early stages of Alzheimer’s disease (AD). However, underlying neural mechanisms are still unclear. We hypothesized that alteration of deep brain networks involving the periaqueductal gray (PAG) as a speech center plays a key role of degenerating speech voices of patients with AD. This study examines this hypothesis using results of a clinical case study over two years after stroke with damages in the anterior cingulate cortex. We found that vocal features reflecting resonant structures of voices are correlated with activities of the upper brainstem involving monoaminergic neural systems. This finding suggests that the cortex-PAG pathway may be primarily responsible to voice degeneration via changes of resonant structures. This neural mechanism will be applied to AD patients with advancing brainstem alteration.
キーワード （和） 音声 / 共鳴構造 / 深部脳活動 / 前部帯状回 / 認知症 / / /  
（英） Voice / Resonant-structure-specific / Deep brain activity / Anterior cingulate cortex / Dementia / / /  
文献情報 信学技報
資料番号  
発行日  
ISSN  
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研究会情報
研究会 HCGSYMPO  
開催期間 2019-12-11 - 2019-12-13 
開催地（和） 広島県情報プラザ（広島） 
開催地（英） Hiroshima-ken Joho Plaza (Hiroshima) 
テーマ（和） HCGシンポジウム2019 
テーマ（英） HCG Symposium 2019 
講演論文情報の詳細
申込み研究会 HCGSYMPO 
会議コード 2019-12-HCGSYMPO 
本文の言語 日本語 
タイトル（和） 共鳴構造特異的発話特徴と深部脳活動との相関 
サブタイトル（和）  
タイトル（英） Resonant-structure-specific acoustic features of speech reflects the deep-brain activity. 
サブタイトル（英）  
キーワード(1)（和/英） 音声 / Voice  
キーワード(2)（和/英） 共鳴構造 / Resonant-structure-specific  
キーワード(3)（和/英） 深部脳活動 / Deep brain activity  
キーワード(4)（和/英） 前部帯状回 / Anterior cingulate cortex  
キーワード(5)（和/英） 認知症 / Dementia  
キーワード(6)（和/英） /  
キーワード(7)（和/英） /  
キーワード(8)（和/英） /  
第1著者 氏名（和/英/ヨミ） 今井 絵美子 / Emiko Imai / イマイ エミコ
第1著者 所属（和/英） 神戸大学 (略称： 神戸大)
Kobe University (略称： Kobe Univ.)
第2著者 氏名（和/英/ヨミ） 片桐 祥雅 / Yoshitada Katagiri / カタギリ ヨシタダ
第2著者 所属（和/英） 東京大学 (略称： 東大)
Tokyo University (略称： Tokyo Univ.)
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講演者 第1著者 
発表日時 2019-12-12 13:15:00 
発表時間 15分 
申込先研究会 HCGSYMPO 
資料番号  
巻番号（vol） vol. 
号番号（no）  
ページ範囲  
ページ数  
発行日  

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