講演抄録/キーワード |
講演名 |
2022-12-21 10:20
顕著性マップを用いた将棋用ニューラルネットワークの可視化 ○仲宗根元徳・菅原俊治(早大) AI2022-34 |
抄録 |
(和) |
本稿では,将棋の局面の勝率予測と次の指し手の予想を行う 2 つの将棋用ニューラルネットワークに対し て,顕著性マップ (saliency map) を作成し,その説明性・解釈性の向上を試みる.
近年将棋プログラムは盤面の形勢や 次の指し手の判断に関してプロの指し手に匹敵・凌駕するようになったが,その判断を説明する手法は少なく,その 正当性や根拠の理解は難しい.
将棋プログラムに説明性・解釈性を持たせることは,人間の棋力向上や将棋の新たな 知見へも繋がる.
本研究では,ニューラルネットワークへの入力ベクトルに対する勾配を用いた顕著性マップを利用 し,ネットワークの種類や将棋の局面における着目点の可視化結果の差異を調査する.
また,顕著性マップの作成時 に得られた勾配の計算方法による違いについても調べる.
実験結果から,得られた勾配の正負を利用することで将棋 プログラムの顕著性マップによる説明性・解釈性の向上が可能であることを示す. |
(英) |
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キーワード |
(和) |
将棋 / 可視化 / 深層学習 / 顕著性マップ / / / / |
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文献情報 |
信学技報, vol. 122, no. 322, AI2022-34, pp. 7-12, 2022年12月. |
資料番号 |
AI2022-34 |
発行日 |
2022-12-14 (AI) |
ISSN |
Online edition: ISSN 2432-6380 |
著作権に ついて |
技術研究報告に掲載された論文の著作権は電子情報通信学会に帰属します.(許諾番号:10GA0019/12GB0052/13GB0056/17GB0034/18GB0034) |
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