講演抄録/キーワード |
講演名 |
2023-03-01 10:50
混合GibbsサンプリングMIMO復調における適応混合確率の検討 ○中馬健士郎・眞田幸俊(慶大) RCS2022-249 |
抄録 |
(和) |
本研究では,Multi-Input Multi-Output (MIMO)通信における混合 Gibbs サンプリングMIMO復調において局所解に陥った場合に混合確率を一定シンボル数の推定の間増加する方式を提案する.Gibbs サンプリングを用いるMIMO復調では探索点が局所解に落ちてしまうことで真の解への収束が遅れる.これを解決するために一定の確率でランダムに推定を行う処理を追加した混合 Gibbs サンプリング推定が提案されている.従来の混合 Gibbs サンプリングMIMO復調において混合確率は一定である.そこで本報告では局所解からの脱出をしやすくするために混合の処理を行う点に着目し,局所解に陥った場合に混合確率を一定シンボル数の推定の間上昇させる適応混合確率を提案する.これにより,従来法と比べて局所解から脱出しやすくなり解の探索範囲が広がることで性能が改善する.計算機シミュレーションの結果,提案方式は従来法のビット誤り率特性で表れるエラーフロアを改善した.64x64 のMIMOシステムにおいて復調繰り返し数 100 の条件で,混合 Gibbs サンプリングMIMO復調及び最大比合成を適用した混合Gibbs サンプリングMIMO復調の両方式においてビット誤り率を約 1/100 に低減した. |
(英) |
(Not available yet) |
キーワード |
(和) |
MIMO通信 / Gibbsサンプリング / / / / / / |
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文献情報 |
信学技報, vol. 122, no. 399, RCS2022-249, pp. 15-20, 2023年3月. |
資料番号 |
RCS2022-249 |
発行日 |
2023-02-22 (RCS) |
ISSN |
Online edition: ISSN 2432-6380 |
著作権に ついて |
技術研究報告に掲載された論文の著作権は電子情報通信学会に帰属します.(許諾番号:10GA0019/12GB0052/13GB0056/17GB0034/18GB0034) |
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RCS2022-249 |