講演抄録/キーワード |
講演名 |
2007-08-07 10:10
正多面体ミラー球構造体におけるカオス的光散乱のフラクタル次元 ○天野和也・成松大輔・五月女 智・内田淳史・吉森 茂(拓殖大) NLP2007-55 |
抄録 |
(和) |
近年フォトニック結晶に非整数次元を有するフラクタル構造を用いたフォトニックフラクタルが提案されている。このようなフラクタルを積極的に利用した光デバイスは、新規性溢れる光局在化デバイスとして、光池(光の電池)等への画期的な応用が期待できる。本研究ではフラクタルを用いた光デバイス素子として、正多面体ミラー球構造体を提案し、光散乱パターンのフラクタル次元解析を行った。正多面体ミラー球構造体とは、5つの正多面体に対して正多面体の頂点にミラー球を配置した光散乱体である。この5つの正多面体ミラー球構造体において、フラクタル的光散乱パターンを実験的に観測した。さらに観測結果を元にフラクタルパターンを表すモデルを提案し、フラクタル次元の解析を行った。フラクタル次元の解析には、理論的に算出される相似次元と数値的に算出されるボックスカウント次元を用いた。5つの正多面体ミラー球構造体のフラクタル次元は、正十二面体を除き、正多面体の面の数が増加するとフラクタル次元が高くなるという結果が得られた。 |
(英) |
We experimentally observe fractal patterns of chaotic light scattering in regular-polyhedral mirror-ball structures that consist of spherical reflectors located at the vertices of polyhedra as optical scattering devices. We measure the fractal dimension of the basin boundaries of the light scattering patterns in the regular-polyhedral mirror-ballstructures. |
キーワード |
(和) |
フラクタル / カオス / 光散乱 / 次元解析 / 多面体 / / / |
(英) |
Fractal / Chaos / Light scattering / Dimensional analysis / Polyhedron / / / |
文献情報 |
信学技報, vol. 107, no. 185, NLP2007-55, pp. 13-18, 2007年8月. |
資料番号 |
NLP2007-55 |
発行日 |
2007-07-31 (NLP) |
ISSN |
Print edition: ISSN 0913-5685 Online edition: ISSN 2432-6380 |
著作権に ついて |
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NLP2007-55 |