講演抄録/キーワード |
講演名 |
2008-06-27 13:40
弦を用いたチューナブルフィルタとその応用可能性について ○竹内康人(鹿児島大) EA2008-32 |
抄録 |
(和) |
あらまし: エレクトロメカニカルフィルタという概念は電子通信工学の領域では古来より連綿とした開拓また応用の歴史があり、ディジタル信号処理が本流となったかと思われる当節においてもその下支えとなるアナログ世界における非常に重要な役者である事は論を待たない。これまでに採用されて来た共振ないし共鳴の要素としてのデバイス動作原理には、バルク波、表面波、片持ちあるいは両端支えの梁、キノコ構造やシンバル構造も含むマス・スプリングモード、等々多彩であった。しかしながら弦を駒で支えた構造の応用例が、さらには弦の張力を変えてこれを可同調構成とした例が、見当たらないようである。本研究においてはPZTの小さな板を駒に組み込み、これにより弦の振動との信号授受を試みた所、弦のフィルタ要素としての性質が大略明らかになり、また実用化のために解決しなければならない課題も明らかになったので、その概要を報告する。 |
(英) |
Abstract: A mechanically tunable filter using string as resonant member is proposed, together with first aid feasibility study with experiment. Result shows that the expected property of resonant string is clearly seen, however, coupling to the same is a issue to be solved in future. |
キーワード |
(和) |
弦 / フィルタ / 同調 / 駒 / 結合度 / / / |
(英) |
String / Fukter / Tuninh / Bridge / Coupling / / / |
文献情報 |
信学技報, vol. 108, no. 115, EA2008-32, pp. 37-40, 2008年6月. |
資料番号 |
EA2008-32 |
発行日 |
2008-06-20 (EA) |
ISSN |
Print edition: ISSN 0913-5685 Online edition: ISSN 2432-6380 |
著作権に ついて |
技術研究報告に掲載された論文の著作権は電子情報通信学会に帰属します.(許諾番号:10GA0019/12GB0052/13GB0056/17GB0034/18GB0034) |
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EA2008-32 |