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| 講演抄録／キーワード | ||
| 講演名 | 2008-08-05 10:45 蝸牛遅延特性に基づく電子音響透かし法の提案 浜田大樹・○鵜木祐史（北陸先端大）  EA2008-58 |
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| 抄録 | （和） | 本稿では，人間の蝸牛特性に基づいた電子音響透かし法を提案する．この方法は，蝸牛遅延特性に基づいた音の位相特性を制御することによって，人間にとって検知不可能な透かし情報を原音に埋め込むことを狙いとしている．提案法は，データ埋め込みとデータ検出の二つの処理で構成される．データ埋め込み処理は，蝸牛遅延に関係する遅延量をもつ二種類のIIR全域通過フィルタを利用して，透かし情報に沿ってそれぞれのフィルタ出力を選択することで行われた．データ検出処理は，埋め込み情報を検出するために，原音と透かし入り信号の間の位相差からフィルタの群遅延特性を推定することで行われた．ここでは，蝸牛遅延特性に対して最適化された群遅延をもつフィルタを設計した．本稿では，主観的な検知試験と三つの客観的な耐性試験（ダウンサンプリング，振幅圧縮，mp3圧縮）を行うことで，提案法を実験的に評価した．この結果，実験で利用したデータに関して誰も埋め込み情報を検知できなかっただけでなく，透かし入り信号から正確に埋め込みデータを検出できることがわかった． |
| （英） | This paper proposes a state-of-the-art audio watermarking method, based on the properties of the human cochlear. The method is based on the concept of embedding inaudible watermarks into an original sound by controlling the phase characteristics of the sound in relation to the characteristics of cochlear delay. The method consists of two processes: data embedding and data detection. The data embedding process was carried out by applying two types of all-pass filters with the cochlear delays, and then selecting the filtered signal from them according to the watermarks. The data detection process involved by estimating the group delay of the filter from the phase difference between the original and watermarked sounds to detect the embedded data. We designed optimal group delays for the filters. We experimentally evaluated the proposed method by carrying out subjective detection tests and three objective tests of robustness (against down sampling, amplitude compression, and mp3-compression). Results showed that subjects could not detect the embedded data in any of the watermarked sounds we used, and that the proposed method precisely and robustly detected the embedded data from the watermarked sounds. | |
| キーワード | （和） | 電子透かし / 著作権保護 / 蝸牛遅延 / ＩＩＲ全域通過フィルタ / 群遅延 / / / |
| （英） | audio watermarking / copyright protection / cochlear delay / IIR all-pass filter / group delay / / / | |
| 文献情報 | 信学技報, vol. 108, no. 179, EA2008-58, pp. 77-82, 2008年8月. | |
| 資料番号 | EA2008-58 | |
| 発行日 | 2008-07-28 (EA) | |
| ISSN | Print edition: ISSN 0913-5685 Online edition: ISSN 2432-6380 | |
| 著作権に ついて |
技術研究報告に掲載された論文の著作権は電子情報通信学会に帰属します．(許諾番号：10GA0019/12GB0052/13GB0056/17GB0034/18GB0034) | |
| PDFダウンロード | EA2008-58 |
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| 研究会情報 | |
| 研究会 | EA |
| 開催期間 | 2008-08-04 - 2008-08-05 |
| 開催地（和） | 東北大学 |
| 開催地（英） | |
| テーマ（和） | 聴覚・音響信号処理／一般 |
| テーマ（英） | |
| 講演論文情報の詳細 | |
| 申込み研究会 | EA |
| 会議コード | 2008-08-EA |
| 本文の言語 | 日本語 |
| タイトル（和） | 蝸牛遅延特性に基づく電子音響透かし法の提案 |
| サブタイトル（和） | |
| タイトル（英） | Audio watermarking method based on the cochlear delay characteristics |
| サブタイトル（英） | |
| キーワード(1)（和/英） | 電子透かし / audio watermarking |
| キーワード(2)（和/英） | 著作権保護 / copyright protection |
| キーワード(3)（和/英） | 蝸牛遅延 / cochlear delay |
| キーワード(4)（和/英） | ＩＩＲ全域通過フィルタ / IIR all-pass filter |
| キーワード(5)（和/英） | 群遅延 / group delay |
| キーワード(6)（和/英） | / |
| キーワード(7)（和/英） | / |
| キーワード(8)（和/英） | / |
| 第1著者 氏名（和/英/ヨミ） | 浜田 大樹 / Daiki Hamada / ハマダ ダイキ |
| 第1著者 所属（和/英） | 北陸先端科学技術大学院大学 (略称： 北陸先端大) Japan Advanced Institute of Science and Technology (略称： JAIST) |
| 第2著者 氏名（和/英/ヨミ） | 鵜木 祐史 / Masashi Unoki / |
| 第2著者 所属（和/英） | 北陸先端科学技術大学院大学 (略称： 北陸先端大) Japan Advanced Institute of Science and Technology (略称： JAIST) |
| 第3著者 氏名（和/英/ヨミ） | / / |
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| 講演者 | 第2著者 |
| 発表日時 | 2008-08-05 10:45:00 |
| 発表時間 | 30分 |
| 申込先研究会 | EA |
| 資料番号 | EA2008-58 |
| 巻番号（vol） | vol.108 |
| 号番号（no） | no.179 |
| ページ範囲 | pp.77-82 |
| ページ数 | 6 |
| 発行日 | 2008-07-28 (EA) |
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