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| 講演名 | 2009-05-22 13:25 ポリブチレンテレフタレートの接着挙動におよぼす熱処理条件の影響 ○岡本泰志・青木孝司・加藤和生（デンソー）・田中敬二・高原 淳（九大）  OME2009-14 エレソ技報アーカイブへのリンク：OME2009-14 |
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| 抄録 | （和） | ポリブチレンテレフタレート(PBT)の表面ナノ構造と接着性におよぼす熱処理(アニーリング)の影響について検討した。アニーリング前後のPBTに対して、原子間力顕微鏡により接着破面を、微小角入射X線回折法により表面結晶性を、走査粘弾性顕微鏡により表面力学物性を評価した。その結果、(1)アニーリングによってPBTの結晶化は進むが表面10nm以下の領域に非晶層が残存し、C=O官能基が内部にもぐりこむことによりWBLが生成する、(2)エポキシ接着剤はWBLに浸透して内部でC=O官能基と相互作用して接着する、(3)WBLとバルク間で力学特性に差が生じるため、その境界で破壊し接着強度が低下する、ことを明らかにした。また、これらの知見に基づき、表面処理によりWBLを分解すると接着性が向上することを確認した。 |
| （英） | Influence of annealing treatment on adhesion behavior of Poly(butylene terephthalate) (PBT) with epoxy adhesive was studied. The tensile adhesion strength decreased after the annealing treatment of PBT. In the case of the untreated PBT, the failure depth after the failure was nearly 0nm. Once the PBT was annealed, the average failure depth became 4 nm. The above results imply that the failure mechanism for the system transformed from interfacial failure to cohesive fracture upon annealing treatment. This can be easily understood by taking into account that a mechanically weak layer is formed in the surface region of PBT after the annealing. Presence of such a weak boundary layer was evaluated by grazing incidence X-ray diffraction measurement and by scanning viscoelasticity microscopy. Improvement of adhesive property was attained by surface treatment. | |
| キーワード | （和） | 接着信頼性 / PBT / エポキシ接着剤 / WBL / SVM / GIXD / プラズマ処理 / |
| （英） | Adhesion / Poly(butylene terephthalate) / Epoxy adhesive / Weak boundary layer / Scanning viscoelasticity microscopy / Glazing insidence X-ray diffraction / Plasma treatment / | |
| 文献情報 | 信学技報, vol. 109, no. 48, OME2009-14, pp. 29-34, 2009年5月. | |
| 資料番号 | OME2009-14 | |
| 発行日 | 2009-05-15 (OME) | |
| ISSN | Print edition: ISSN 0913-5685 Online edition: ISSN 2432-6380 | |
| 著作権に ついて |
技術研究報告に掲載された論文の著作権は電子情報通信学会に帰属します．(許諾番号：10GA0019/12GB0052/13GB0056/17GB0034/18GB0034) | |
| PDFダウンロード | OME2009-14 エレソ技報アーカイブへのリンク：OME2009-14 |
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| 研究会情報 | |
| 研究会 | OME |
| 開催期間 | 2009-05-22 - 2009-05-22 |
| 開催地（和） | 機械振興会館 |
| 開催地（英） | Kikai-Shinko-Kaikan Bldg. |
| テーマ（和） | 有機材料・薄膜・界面・デバイス／フィルムベースデバイスのための界面制御とプロセス技術 |
| テーマ（英） | Organic Materials, Thin Films, Interfaces and Devices/Interface Control and Process Technology for Film-Based Devices |
| 講演論文情報の詳細 | |
| 申込み研究会 | OME |
| 会議コード | 2009-05-OME |
| 本文の言語 | 日本語 |
| タイトル（和） | ポリブチレンテレフタレートの接着挙動におよぼす熱処理条件の影響 |
| サブタイトル（和） | |
| タイトル（英） | Influence of Annealing Treatment on Adhesion Behavior of Poly(butylene terephthalate) |
| サブタイトル（英） | |
| キーワード(1)（和/英） | 接着信頼性 / Adhesion |
| キーワード(2)（和/英） | PBT / Poly(butylene terephthalate) |
| キーワード(3)（和/英） | エポキシ接着剤 / Epoxy adhesive |
| キーワード(4)（和/英） | WBL / Weak boundary layer |
| キーワード(5)（和/英） | SVM / Scanning viscoelasticity microscopy |
| キーワード(6)（和/英） | GIXD / Glazing insidence X-ray diffraction |
| キーワード(7)（和/英） | プラズマ処理 / Plasma treatment |
| キーワード(8)（和/英） | / |
| 第1著者 氏名（和/英/ヨミ） | 岡本 泰志 / Yasushi Okamoto / オカモト ヤスシ |
| 第1著者 所属（和/英） | 株式会社デンソー (略称： デンソー) Denso Corporation (略称： Denso Corp.) |
| 第2著者 氏名（和/英/ヨミ） | 青木 孝司 / Takashi Aoki / アオキ タカシ |
| 第2著者 所属（和/英） | 株式会社デンソー (略称： デンソー) Denso Corporation (略称： Denso Corp.) |
| 第3著者 氏名（和/英/ヨミ） | 加藤 和生 / Kazuo Kato / カトウ カズオ |
| 第3著者 所属（和/英） | 株式会社デンソー (略称： デンソー) Denso Corporation (略称： Denso Corp.) |
| 第4著者 氏名（和/英/ヨミ） | 田中 敬二 / Keiji Tanaka / タナカ ケイジ |
| 第4著者 所属（和/英） | 九州大学 (略称： 九大) Kyushu University (略称： Kyushu Univ.) |
| 第5著者 氏名（和/英/ヨミ） | 高原 淳 / Atsushi Takahara / タカハラ アツシ |
| 第5著者 所属（和/英） | 九州大学 (略称： 九大) Kyushu University (略称： Kyushu Univ.) |
| 第6著者 氏名（和/英/ヨミ） | / / |
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| 講演者 | 第1著者 |
| 発表日時 | 2009-05-22 13:25:00 |
| 発表時間 | 25分 |
| 申込先研究会 | OME |
| 資料番号 | OME2009-14 |
| 巻番号（vol） | vol.109 |
| 号番号（no） | no.48 |
| ページ範囲 | pp.29-34 |
| ページ数 | 6 |
| 発行日 | 2009-05-15 (OME) |
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