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| 講演抄録／キーワード | ||
| 講演名 | 2009-07-14 14:00 位相応答曲線における神経細胞の不応期の影響 ○飯田宗徳（東大）・大森敏明（東大/理研）・青西 亨（東工大/理研）・岡田真人（東大/理研）  NLP2009-40 NC2009-33 |
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| 抄録 | （和） | 神経細胞が示すダイナミクスと神経細胞が持つ膜特性の関係を明らかにすることは，神経細胞の本質を理解するために重要である．近年，膜特性をカーネルにより直接的に記述したSpike Response Model(SRM)が，解析計算可能な神経細胞モデルとして，提案されている．一方，神経細胞のダイナミクスを理解する手段として，非線形動力学の位相応答曲線(Phase Response Curve (PRC))が有効である．これまでの研究により，我々はSRMを用いることで，個々の神経細胞における閾値以下の膜特性と，その神経細胞が示す位相応答曲線との関係を解析的に明らかにした．近年，生理学実験により測定された神経細胞の位相応答曲線には，発火周波数の違いによりその形状が変化することが報告されている．実際の神経細胞には閾値以下の膜特性に不応期が存在するため，不応期が位相応答曲線の形状に影響を与えると考えられる．本研究ではSRMを用いて不応期の効果と位相応答曲線との関係を解析的に導出し，位相応答曲線に不応期の影響が現れることを示す．さらに，コンダクタンスベースモデルからSRMのカーネルを推定し位相応答曲線を導出する．導出した位相応答曲線をコンダクタンスベースモデルから数値実験により求めた位相応答曲線と比較することで，理論の妥当性を検証する． |
| （英） | It is necessary to elucidate the relation between neuronal dynamics and membrane response property to understand the dynamics of neural networks.Spike Response Model is an analytically tractable neuron model describing membrane property by kernel functions.The phase response curve(PRC), on the other hand, is one of useful tools to understand of neuronal dynamics.In our previous study, we analytically showed the relation between subthreshold membrane response property of a single neuron and the PRC.In recent experimental studies, it has been shown that the PRCs show the different shape depending on firing frequency.The firing frequency may influence the shape of a PRC due to the existence of refractory period regarding subthreshold membrane potential.In this study, we analytically derive the relation between the neuronal refractory period of a single neuron and the PRC of the SRM, and show the influence of neuronal refractory period on the PRC.Furthermore we estimate the kernel of the SRM from a conductance based model, and compare the PRCs estimated from the kernel with the PRCs obtained numerically. | |
| キーワード | （和） | 位相応答曲線 / Spike Response Model / 不応期 / 膜電位 / / / / |
| （英） | phase response curve / spike response model / neuronal refractry period / membrane potential / / / / | |
| 文献情報 | 信学技報, vol. 109, no. 125, NC2009-33, pp. 139-144, 2009年7月. | |
| 資料番号 | NC2009-33 | |
| 発行日 | 2009-07-06 (NLP, NC) | |
| ISSN | Print edition: ISSN 0913-5685 Online edition: ISSN 2432-6380 | |
| 著作権に ついて |
技術研究報告に掲載された論文の著作権は電子情報通信学会に帰属します．(許諾番号：10GA0019/12GB0052/13GB0056/17GB0034/18GB0034) | |
| PDFダウンロード | NLP2009-40 NC2009-33 |
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| 研究会情報 | |
| 研究会 | NC NLP |
| 開催期間 | 2009-07-13 - 2009-07-14 |
| 開催地（和） | 奈良先端大 |
| 開催地（英） | NAIST |
| テーマ（和） | 脳活動の計測と解析，生命現象の非線形性，一般 |
| テーマ（英） | |
| 講演論文情報の詳細 | |
| 申込み研究会 | NC |
| 会議コード | 2009-07-NC-NLP |
| 本文の言語 | 日本語 |
| タイトル（和） | 位相応答曲線における神経細胞の不応期の影響 |
| サブタイトル（和） | |
| タイトル（英） | Influence of Neural Refractory Period on Phase Response Curve |
| サブタイトル（英） | |
| キーワード(1)（和/英） | 位相応答曲線 / phase response curve |
| キーワード(2)（和/英） | Spike Response Model / spike response model |
| キーワード(3)（和/英） | 不応期 / neuronal refractry period |
| キーワード(4)（和/英） | 膜電位 / membrane potential |
| キーワード(5)（和/英） | / |
| キーワード(6)（和/英） | / |
| キーワード(7)（和/英） | / |
| キーワード(8)（和/英） | / |
| 第1著者 氏名（和/英/ヨミ） | 飯田 宗徳 / Munenori Iida / イイダ ムネノリ |
| 第1著者 所属（和/英） | 東京大学 (略称： 東大) The University of Tokyo (略称： Univ. of Tokyo) |
| 第2著者 氏名（和/英/ヨミ） | 大森 敏明 / Toshiaki Omori / オオモリ トシアキ |
| 第2著者 所属（和/英） | 東京大学 (略称： 東大/理研) The University of Tokyo (略称： Univ. of Tokyo) |
| 第3著者 氏名（和/英/ヨミ） | 青西 亨 / Toru Aonishi / アオニシ トオル |
| 第3著者 所属（和/英） | 東京工業大学 (略称： 東工大/理研) Tokyo Institute of Technology (略称： Tokyo Tech.) |
| 第4著者 氏名（和/英/ヨミ） | 岡田 真人 / Masato Okada / オカダ マサト |
| 第4著者 所属（和/英） | 東京大学 (略称： 東大/理研) The University of Tokyo (略称： Univ. of Tokyo) |
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| 講演者 | 第1著者 |
| 発表日時 | 2009-07-14 14:00:00 |
| 発表時間 | 30分 |
| 申込先研究会 | NC |
| 資料番号 | NLP2009-40, NC2009-33 |
| 巻番号（vol） | vol.109 |
| 号番号（no） | no.124(NLP), no.125(NC) |
| ページ範囲 | pp.139-144 |
| ページ数 | 6 |
| 発行日 | 2009-07-06 (NLP, NC) |
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