講演抄録/キーワード |
講演名 |
2010-03-13 14:00
自針と分針:映像からの人物抽出によるメディアアート ○松村成朗・冨樫政徳・大谷智子・山崎俊彦・相澤清晴・鈴木康広(東大) MVE2009-147 |
抄録 |
(和) |
画像から人物領域を切り出す技術は様々な用途に利用されており,画像処理の主要な課題の一つとなっている.近年ではメディアアートの分野においてもインタラクティブな作品に画像処理技術を利用する物が増えてきているが,作品を見ている人物自身の姿や行動を作品に反映させる為には,正確な切り出しが必要となる.そこで本稿では,実時間でメディアアートに利用可能な精度で画像分割を行うシステムを開発し,切り出した人物画像を時計の針として利用した作品「自針と分針」を制作した.2009年10月9日~2010年1月11日まで羽田空港で開催された「空気の港 ~テクノロジー×空気で感じる新しい世界~」,および2009年11月26日~2010年1月31日まで東京大学本部棟・情報理工学研究科紹介で,一般に向けた展示を行った.特に,羽田空港という巨大な公共の空間で長期間,多数の人に体験してもらうことで,システムの有効性やメディアアートとしての作品性などを評価することができた. |
(英) |
In image process, a human extraction method is used in various ways and one of the most important problems. Some interactive works use an image processing method in recent media art, and they requre proper extraction. In this paper, we propose an image segmentation system, which can extract image in real-time. We made "Please Watch Your Time," which use a human figure for an arm of a clock. It was exhibited in Haneda Airport from Oct. 9, 2009 until Jan. 11, 2010 and in Administration Bureau of the University of Tokyo, and we can evaluate its effect and artistry. |
キーワード |
(和) |
メディアアート / 人物検出 / グラフカット / / / / / |
(英) |
Media Art / Human Detection / Graph Cut / / / / / |
文献情報 |
信学技報, vol. 109, no. 466, MVE2009-147, pp. 113-118, 2010年3月. |
資料番号 |
MVE2009-147 |
発行日 |
2010-03-05 (MVE) |
ISSN |
Print edition: ISSN 0913-5685 Online edition: ISSN 2432-6380 |
著作権に ついて |
技術研究報告に掲載された論文の著作権は電子情報通信学会に帰属します.(許諾番号:10GA0019/12GB0052/13GB0056/17GB0034/18GB0034) |
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MVE2009-147 |