講演抄録/キーワード |
講演名 |
2010-06-11 09:45
地上デジタルテレビジョン放送受信機のための時間領域に変換したスキャッタードパイロットを用いた時間領域帰還型等化器 ○中川裕太朗・眞田幸俊(慶大) WBS2010-8 |
抄録 |
(和) |
本報告では,パイロット信号としてスキャッタードパイロットを用いたOFDMにおける,サブキャリア間干渉を除去する為の判定帰還型等化器を提案する.
日本の地上デジタルテレビジョン放送規格であるISDB-Tでは,変調方式としてOFDM,パイロット信号にスキャッタードパイロットを用いている.
受信機が高速移動している環境においてはDopplerシフトにより,サブキャリア間干渉が発生する.
とくに激しいサブキャリア間干渉が発生した場合には,従来のスキャッタードパイロットを用いた周波数領域での等化器では除去できない.
提案方式では,判定帰還型等化器のフィードバックタップへの参照信号として,時間領域に変換したスキャッタードパイロットシンボルを用いる.
本研究では計算機シミュレーションにより,CNR が低い場合,
もしくはチャネルにおける最大Doppler周波数が高い場合に,従来方式と比較してビット誤り率特性が改善することを示した. |
(英) |
In this report, a new feedback equalization scheme to suppress inter-carrier interference (ICI) in an OFDM system using scattered pilot is investigated. On a fast fading
channel severe ICI occurs due to a Doppler shift and it deteriorates a bit error rate (BER) seriously because of small subcarrier spacing.
In an ISDB-T receiver the equalization is mainly processed in a frequency domain because the scattered pilot is transmitted over the subcarriers.
However, the frequency domain equalization may not suppress severe ICI in the case of the fast fading channel with a large Doppler shift.
The proposed equalization scheme uses the scattered pilot symbols transformed in a time domain as the reference signal for feedback taps.
Numerical results through computer simulation show that the proposed scheme improves the BER performance especially with low carrier-to-noise ratio (CNR) conditions. |
キーワード |
(和) |
OFDM / ISDB-T / スキャッタードパイロット / サブキャリア間干渉 / Dopplerシフト / 帰還型等化器 / / |
(英) |
OFDM / ISDB-T / Scattered Pilot / ICI / Doppler Shift / Feedback Equalizer / / |
文献情報 |
信学技報, vol. 110, no. 72, WBS2010-8, pp. 41-45, 2010年6月. |
資料番号 |
WBS2010-8 |
発行日 |
2010-06-03 (WBS) |
ISSN |
Print edition: ISSN 0913-5685 Online edition: ISSN 2432-6380 |
著作権に ついて |
技術研究報告に掲載された論文の著作権は電子情報通信学会に帰属します.(許諾番号:10GA0019/12GB0052/13GB0056/17GB0034/18GB0034) |
PDFダウンロード |
WBS2010-8 |
研究会情報 |
研究会 |
WBS SAT |
開催期間 |
2010-06-10 - 2010-06-11 |
開催地(和) |
沖縄県青年会館 |
開催地(英) |
Okinawa-ken-Seinen-Kaikan |
テーマ(和) |
符号化,変復調・信号処理技術及び一般 |
テーマ(英) |
|
講演論文情報の詳細 |
申込み研究会 |
WBS |
会議コード |
2010-06-WBS-SAT |
本文の言語 |
日本語 |
タイトル(和) |
地上デジタルテレビジョン放送受信機のための時間領域に変換したスキャッタードパイロットを用いた時間領域帰還型等化器 |
サブタイトル(和) |
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タイトル(英) |
Time Domain Feedback Equalizer for Fast Fading Channel in OFDM with Scattered Pilot |
サブタイトル(英) |
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キーワード(1)(和/英) |
OFDM / OFDM |
キーワード(2)(和/英) |
ISDB-T / ISDB-T |
キーワード(3)(和/英) |
スキャッタードパイロット / Scattered Pilot |
キーワード(4)(和/英) |
サブキャリア間干渉 / ICI |
キーワード(5)(和/英) |
Dopplerシフト / Doppler Shift |
キーワード(6)(和/英) |
帰還型等化器 / Feedback Equalizer |
キーワード(7)(和/英) |
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キーワード(8)(和/英) |
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第1著者 氏名(和/英/ヨミ) |
中川 裕太朗 / Yutaro Nakagawa / ナカガワ ユウタロウ |
第1著者 所属(和/英) |
慶應義塾大学 (略称: 慶大)
Keio University (略称: Keio Univ.) |
第2著者 氏名(和/英/ヨミ) |
眞田 幸俊 / Yukitoshi Sanada / サナダ ユキトシ |
第2著者 所属(和/英) |
慶應義塾大学 (略称: 慶大)
Keio University (略称: Keio Univ.) |
第3著者 氏名(和/英/ヨミ) |
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講演者 |
第1著者 |
発表日時 |
2010-06-11 09:45:00 |
発表時間 |
25分 |
申込先研究会 |
WBS |
資料番号 |
WBS2010-8 |
巻番号(vol) |
vol.110 |
号番号(no) |
no.72 |
ページ範囲 |
pp.41-45 |
ページ数 |
5 |
発行日 |
2010-06-03 (WBS) |