講演抄録/キーワード |
講演名 |
2011-06-17 13:00
マルウェアアンパッキングにおけるランタイムライブラリのコード比較によるオリジナルエントリーポイント検出 ○岩本一樹(日本コンピュータセキュリティリサーチ/信州大)・和崎克己(信州大) IA2011-10 ICSS2011-10 |
抄録 |
(和) |
多くのマルウェアはパッカーと呼ばれるコードを圧縮し難読化するプログラムでパックされており,そのままでは解析できない.
そこでパックされたプログラムから自動的にオリジナルのコードを抽出するアンパッカーが研究されている.
アンパッカーで問題となるのは,オリジナルのエントリーポイントの特定とオリジナルのコードが展開されたことを確認してアンパック作業の終了を決定することである.
本研究では多くのマルウェアは既知のコンパイラで作成されていることに注目し,ランタイムライブラリのコードと比較することで,この問題の解決を試みた. |
(英) |
Almost malwares are compressed or encrypted by packer.
So we can't analyse them directly.
Several methods to extract automatically original code from packed executables are already proposed.
The problems of unpacker are finding original entry point and terminating the process with extracted original code.
In this paper, we focused that malwares are usually made by well-known compiler, and tried to resolve the problems by comparing to runtime library. |
キーワード |
(和) |
マルウェア / 静的解析 / アンパック / エントリーポイント / エミュレーション / ランタイムライブラリ / / |
(英) |
Malware / Static Analysis / Unpack / Entry Point / Emulation / Runtime Library / / |
文献情報 |
信学技報, vol. 111, no. 82, ICSS2011-10, pp. 57-62, 2011年6月. |
資料番号 |
ICSS2011-10 |
発行日 |
2011-06-09 (IA, ICSS) |
ISSN |
Print edition: ISSN 0913-5685 Online edition: ISSN 2432-6380 |
著作権に ついて |
技術研究報告に掲載された論文の著作権は電子情報通信学会に帰属します.(許諾番号:10GA0019/12GB0052/13GB0056/17GB0034/18GB0034) |
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