講演抄録/キーワード |
講演名 |
2011-07-21 15:15
複数無線LANの合計スループットを最大化するための受信機会制御によるアクセスポイント選択方式 ○山下 豊・渡部公介・小室信喜・阪田史郎・塩田茂雄(千葉大)・村瀬 勉(NEC) NS2011-52 |
抄録 |
(和) |
複数の無線LANの利用が可能な環境において,新規参入端末が自身のスループットを最大化するアクセスポイント(AP)を選択した場合,その他のAPに接続した場合と比べ,全端末の合計スループットが最大でない場合がある.
この問題を解決するために,確率的にACKフレームを返信しない受信機会制御を用いたAP選択方式を提案する.
本方式では,新規参入端末及び各APによるスループット測定時に,全端末の合計スループットが最大でない選択結果となる場合,APが新規参入端末または自身の全既接続端末に受信機会制御を適用する.
新規参入端末の測定スループット値は,前者に適用した場合は減少し,後者に適用した場合は増加する.
その結果,新規参入端末は,前者の場合他のAPへ,後者の場合当該APへ,すなわちいずれの場合も全端末の合計スループットが最大になる接続へと導びかれる.
この合計スループットを最大にする提案方式と,新規参入端末の得られるスループットを最大にするAP選択方式を
シミュレーションにより評価し,比較することで提案方式の有効性を示した. |
(英) |
In this paper,AP selection scheme using Reciving Opportunities Control(ROC) is proposed.
In the proposed scheme,the AP does not intentionally return ACK a terminal which caused the degradation of total throughput of APs when the total throughput is not high.
Then the terminal tries to connect the other APs.
As aresult,the total throughput increases.
Simulation results show that the total APs'throughput of the proposed scheme is that of the conventional scheme. |
キーワード |
(和) |
AP 選択 / スループット / / / / / / |
(英) |
AP selection / Throughput / / / / / / |
文献情報 |
信学技報, vol. 111, no. 144, NS2011-52, pp. 13-18, 2011年7月. |
資料番号 |
NS2011-52 |
発行日 |
2011-07-14 (NS) |
ISSN |
Print edition: ISSN 0913-5685 Online edition: ISSN 2432-6380 |
著作権に ついて |
技術研究報告に掲載された論文の著作権は電子情報通信学会に帰属します.(許諾番号:10GA0019/12GB0052/13GB0056/17GB0034/18GB0034) |
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NS2011-52 |