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| 講演抄録／キーワード | ||
| 講演名 | 2012-05-18 16:15 ［招待講演］遅延耐性ネットワークにおける勾配を用いた経路制御のためのノード移動を考慮した勾配形成方法 ○小泉佑揮・金井秀行・大崎博之・今瀬 真（阪大）  IN2012-22 RCS2012-41 |
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| 抄録 | （和） | 遅延耐性ネットワークにおける勾配を利用した経路制御は、それぞれのノードがメッセージ中継に対する有用度を示す値を持ち、その有用度が高いノードにメッセージを中継しながら、宛先ノードまでメッセージを配送する。宛先ノードを頂点とした有用度による勾配を形成しているようであることから、勾配を利用した経路制御と呼ばれる。適切に勾配を形成することが、勾配を利用した経路制御の重要な課題である。遅延耐性ネットワークでは、ノードが移動するネットワークが多い。そのため、勾配の形成にはノード移動の影響が大きいことが予想される。しかし、既存手法はノードの移動を考慮して勾配を形成していない。勾配形成にノードの移動を考慮していないため、非効率なメッセージ転送が発生し、エンド間のメッセージ配送遅延が大きくなる可能性がある。調査の結果、宛先ノードから遠ざかるノードにメッセージを転送してしまうことで、メッセージ配送遅延が大きくなっていることがわかった。本研究では、非効率なメッセージ転送を軽減するため、ノードの移動を考慮した勾配の形成方法を提案する。提案手法は、宛先ノードから遠ざかるノードへのメッセージ転送を抑制するための勾配を形成し、既存の勾配を利用した経路制御の勾配と重畳することで、既存手法のメッセージ転送能力を維持しつつ、非効率なメッセージ転送を抑制する。シミュレーションにより、提案手法により非効率なメッセージ転送が抑制されることで、平均メッセージ配送遅延が改善することを示す。とりわけ、ノードが直線的に移動する場合は、最大で遅延を約50%削減できることがわかった。 |
| （英） | Gradient-based routing, where each node calculates a metric that indicates how useful a node might be in relaying messages to a destination node and transmits messages according to the metric, is one of promising approaches for Delay Tolerant Mobile Sensor Networks. However, existing gradient-based routing methods do not consider movement of nodes to form their gradient and this may result in inefficient message relays and degradation in their performance. In this paper, we discuss how node movements affects message delivery in gradient-based routing methods and propose a gradient-based routing method that incorporates node movements into its gradient to remedy inefficient message relays. The idea of our proposal is to identify nodes leaving from the destination node and nodes approaching to the destination node. Since those leaving nodes are less useful to relay messages to the destination node, our proposed method tries to prevent nodes from transmitting messages to nodes leaving from a destination node. Through simulation experiments, we show that our proposal decreases the average message delivery delay under various node mobility models. Our proposal reduces at most 50 \% of the average message delivery delay in the case that nodes move straightly. We also show that our proposal significantly decreases the maximum message delivery delay. | |
| キーワード | （和） | 遅延耐性ネットワーク / 経路制御 / 勾配を用いた経路制御 / / / / / |
| （英） | Delay Tolerant Networking / Routing / Gradient-based Routing / / / / / | |
| 文献情報 | 信学技報, vol. 112, no. 28, IN2012-22, pp. 61-66, 2012年5月. | |
| 資料番号 | IN2012-22 | |
| 発行日 | 2012-05-10 (IN, RCS) | |
| ISSN | Print edition: ISSN 0913-5685 Online edition: ISSN 2432-6380 | |
| 著作権に ついて |
技術研究報告に掲載された論文の著作権は電子情報通信学会に帰属します．(許諾番号：10GA0019/12GB0052/13GB0056/17GB0034/18GB0034) | |
| PDFダウンロード | IN2012-22 RCS2012-41 |
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| 研究会情報 | |
| 研究会 | IN RCS |
| 開催期間 | 2012-05-17 - 2012-05-18 |
| 開催地（和） | 東京工業大学 蔵前会館 |
| 開催地（英） | Kuramae-Kaikan, Tokyo Institute of Technology |
| テーマ（和） | ワイヤレスインターネット，マルチホップネットワーク，メッシュネットワーク，ネットワーク符号化，クロスレイヤ技術，無線通信および一般 |
| テーマ（英） | Wireless Internet, Multi-hop network, Mesh network, Network coding, Cross layer technique, Wireless communication, etc. |
| 講演論文情報の詳細 | |
| 申込み研究会 | IN |
| 会議コード | 2012-05-IN-RCS |
| 本文の言語 | 英語（日本語タイトルあり） |
| タイトル（和） | 遅延耐性ネットワークにおける勾配を用いた経路制御のためのノード移動を考慮した勾配形成方法 |
| サブタイトル（和） | |
| タイトル（英） | On the Gradient Formation Incorporating Movement of Nodes for Gradient-based Routing in Delay Tolerant Networks |
| サブタイトル（英） | |
| キーワード(1)（和/英） | 遅延耐性ネットワーク / Delay Tolerant Networking |
| キーワード(2)（和/英） | 経路制御 / Routing |
| キーワード(3)（和/英） | 勾配を用いた経路制御 / Gradient-based Routing |
| キーワード(4)（和/英） | / |
| キーワード(5)（和/英） | / |
| キーワード(6)（和/英） | / |
| キーワード(7)（和/英） | / |
| キーワード(8)（和/英） | / |
| 第1著者 氏名（和/英/ヨミ） | 小泉 佑揮 / Yuki Koizumi / コイズミ ユウキ |
| 第1著者 所属（和/英） | 大阪大学 (略称： 阪大) Osaka University (略称： Osaka Univ.) |
| 第2著者 氏名（和/英/ヨミ） | 金井 秀行 / Hideyuki Kanai / カナイ ヒデユキ |
| 第2著者 所属（和/英） | 大阪大学 (略称： 阪大) Osaka University (略称： Osaka Univ.) |
| 第3著者 氏名（和/英/ヨミ） | 大崎 博之 / Hiroyuki Ohsaki / オオサキ ヒロユキ |
| 第3著者 所属（和/英） | 大阪大学 (略称： 阪大) Osaka University (略称： Osaka Univ.) |
| 第4著者 氏名（和/英/ヨミ） | 今瀬 真 / Makoto Imase / イマセ マコト |
| 第4著者 所属（和/英） | 大阪大学 (略称： 阪大) Osaka University (略称： Osaka Univ.) |
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| 講演者 | 第1著者 |
| 発表日時 | 2012-05-18 16:15:00 |
| 発表時間 | 45分 |
| 申込先研究会 | IN |
| 資料番号 | IN2012-22, RCS2012-41 |
| 巻番号（vol） | vol.112 |
| 号番号（no） | no.28(IN), no.29(RCS) |
| ページ範囲 | pp.61-66(IN), pp.115-120(RCS) |
| ページ数 | 6 |
| 発行日 | 2012-05-10 (IN, RCS) |
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