講演抄録/キーワード |
講演名 |
2012-05-30 11:25
ランタイムバイナリアクセラレーションに向けたドメイン固有言語とツールチェインの提案 ○宮島敬明(慶大)・デビッド トーマス(Imperial College London)・天野英晴(慶大) RECONF2012-22 |
抄録 |
(和) |
計算集約的なアプリケーションは、該当部分をFPGAやGPUへ処理をオフロードす ることで実行時間を劇的に短縮することができる。しかし、どのアクセラレー タを選ぶか、アプリケーションの解析、実行時間の見積もり、コーディングな どをそれぞれ専用のツールを用いて繰り返すような既存の実装サイクルは時間 がかかるだけでなく、高度な専門知識を必要とする作業である。加えて、この サイクルのどこかで高速化に最も重要な低位の並列化だけでなく、タスクレベ ル並列性を取り出す必要がある。本論文では、Courierと呼ぶバイナリアクセラ レーションのためのツールチェインとドメイン固有言語を提案する。Courierは、 実行中のソフトウェアバイナリファイルからのデータフローの抜き出し、処理 をオフロードした際の実行時間の見積もりなどを行い、元のバイナリを高速化 する。Courierを用いることで、元のソースコードや専門的な知識がなくとも、 容易にタスクレベル並列性を取り出すことが可能となる。また、ソフトウェ ア/ハードウェア協調設計環境でどの部分をオフロードするのが最適かの決定 も容易になる。 |
(英) |
Computationally intensive applications can be off-loaded to FPGAs and GPUs to reduce execution time. However, choosing an accelerator, estimating execution time and implementing an application on it requires many separate tools and process of trial and error, is a time-consuming and specialized task. Furthermore, extracting and utilizing task-level parallelism as well as low-level parallelism is also essential. This paper presents Courier, a toolchain and a domain specific language for Binary Acceleration: extracting dataflow from a running software binary, exploring the off-loaded execution time on accelerator, and then accelerating the original binary. By utilizing Courier, even non-expert users can easily extract task-level parallelism, and decide which part should be off-loaded to accelerators in a mixed software-hardware environment, without needing source code or accelerator expertise. |
キーワード |
(和) |
バイナリアクセラレーション / データフロー抽出 / タスクレベル並列性 / ドメイン固有言語 / OpenCV / / / |
(英) |
Binary Acceleration / Dataflow Extraction / Task-Level Parallelism / Domain Specific Language / OpenCV / / / |
文献情報 |
信学技報, vol. 112, no. 70, RECONF2012-22, pp. 125-130, 2012年5月. |
資料番号 |
RECONF2012-22 |
発行日 |
2012-05-22 (RECONF) |
ISSN |
Print edition: ISSN 0913-5685 Online edition: ISSN 2432-6380 |
著作権に ついて |
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査読に ついて |
本技術報告は査読を経ていない技術報告であり,推敲を加えられていずれかの場に発表されることがあります. |
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RECONF2012-22 |