講演抄録/キーワード |
講演名 |
2012-07-12 10:10
冗長化PONシステムにおける省電力制御と障害検出に関する一検討 ○峯藤健司・菊澤隆司・向井宏明・水落隆司(三菱電機) CS2012-26 |
抄録 |
(和) |
本稿では,PONプロテクション機能を備えたOLTにおいて,ONU省電力制御の適用に向けた課題の抽出と制御方式の提案,及び検討を実施したので報告する.従来のPONシステムにおける障害検出は,OLTが送信するGATEメッセージに対して,各ONUから1s以内にREPORTメッセージを受信することでリンク状態を監視している.これに対して,Type-Bプロテクションによる冗長切替の機能要件は50msである.ONU省電力制御をサポートした場合,OLTが送信するGATEメッセージに対して,何れのONUも無応答となり,障害検出と誤判断して現用系から予備系へと冗長切替をしてしまう課題がある.本稿では,OLTに各ONUの状態を個別管理する状態管理テーブルと,ONUの省電力制御方式を提案する.OLTに接続されたONUの台数が多いほど省電力状態の時間を長くとることができ,十分な消費電力低減効果が得られることを示した. |
(英) |
In this paper, we propose a novel control method for a power-saving and link failure detection in redundant passive optical network (PON) systems. Previous systems monitor the link status by receiving the REPORT message from each ONU within 1 s. This does not meet with the system requirement of the redundant switching within 50 ms in the Type-B protection. Our proposal employs a state-management table for supervising the status of each ONU in combination with controlling the active-state of each ONU, which enables to improve the power-saving efficiency. |
キーワード |
(和) |
光アクセスネットワーク / EPON / PONプロテクション / ONUパワーセーブ / / / / |
(英) |
Optical Access Network / EPON / PON Protection / ONU Power Saving / / / / |
文献情報 |
信学技報, vol. 112, no. 118, CS2012-26, pp. 17-22, 2012年7月. |
資料番号 |
CS2012-26 |
発行日 |
2012-07-05 (CS) |
ISSN |
Print edition: ISSN 0913-5685 Online edition: ISSN 2432-6380 |
著作権に ついて |
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査読に ついて |
本技術報告は査読を経ていない技術報告であり,推敲を加えられていずれかの場に発表されることがあります. |
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CS2012-26 |