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| 講演名 | 2013-09-13 14:40 大きな網膜像差を処理するメカニズムの速度同調性 ○佐藤雅之（北九州市大）・須長正治（九大）  HIP2013-57 |
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| 抄録 | （和） | 過大な両眼網膜像差は奥行きの知覚には寄与しないと考えられているが，最近の我々の研究により，二重像が知覚されるほどの大きな両眼網膜像差であっても，刺激を水平方向に動かすことによって大きな奥行きが知覚されることが明らかになった．ここでは，奥行き弁別のためのコントラスト感度を測定することによって，大きな網膜像差を処理するメカニズムの速度同調性を明らかにした．テスト刺激として，１次元DoGターゲットを固視点の上と下に呈示した．正のガウス関数の空間定数は1.17，2.34，4.67 degであった（これは，空間周波数0.16，0.08，0.04 cpdに対応している）．網膜像差の大きさは4.9 degであった．実験の結果，最も小さいターゲットに対しては速度が15～30 deg/sのときに最大のコントラスト感度が得られたが，ターゲットが大きい場合にはより高い速度において高い感度が得られた．これは，これらの速度に同調した動的なメカニズムによって大きな網膜像差が処理されていることを示している． |
| （英） | It is well-known that an excessive disparity causes diplopia and unclear depth impression. However, we recently found that horizontal motion of the targets facilitates stereopsis for very large disparities. To examine the velocity tunings of the responsible mechanisms, we measured contrast sensitivities for depth discrimination as functions of target velocity using one-dimensional DoG targets. The space constants of positive Gaussians were 1.17, 2.34 and 4.67 deg, corresponding to 0.16, 0.08 and 0.04 c/deg peak special frequency, respectively. Two targets (one above and the other below the fixation point) were presented for 0.4 s in a raised cosine temporal window and 4.9 deg crossed and uncrossed disparities were given to one and the other targets. These targets drifted horizontally in the opposite direction with velocity of 0, 7.8, 16, 31, 62, or 125 deg/s. The results show that the highest sensitivity was obtained at around 15-30 deg/s for the smallest targets while the peak velocities were higher for the larger targets. It appears that dynamic mechanisms tuned to that velocity ranges mediate stereopsis for large depth. | |
| キーワード | （和） | 両眼網膜像差 / 奥行き知覚 / 運動 / 速度 / 空間周波数 / / / |
| （英） | Binocular disparity / Depth perception / Motion / Velocity / Spatial frequency / / / | |
| 文献情報 | 信学技報, vol. 113, no. 216, HIP2013-57, pp. 41-43, 2013年9月. | |
| 資料番号 | HIP2013-57 | |
| 発行日 | 2013-09-05 (HIP) | |
| ISSN | Print edition: ISSN 0913-5685 Online edition: ISSN 2432-6380 | |
| 著作権に ついて |
技術研究報告に掲載された論文の著作権は電子情報通信学会に帰属します．(許諾番号：10GA0019/12GB0052/13GB0056/17GB0034/18GB0034) | |
| PDFダウンロード | HIP2013-57 |
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| 研究会情報 | |
| 研究会 | HIP |
| 開催期間 | 2013-09-12 - 2013-09-13 |
| 開催地（和） | NICTけいはんな |
| 開催地（英） | NICT Keihanna building |
| テーマ（和） | 「眼球運動と知覚」，「眼球運動の制御・計測」，「調節・瞳孔の機能」，およびヒューマン情報処理一般 |
| テーマ（英） | Eye Movement and Perception, Control and Measurement of Eye Movement, Accommodation, Pupil, etc. |
| 講演論文情報の詳細 | |
| 申込み研究会 | HIP |
| 会議コード | 2013-09-HIP |
| 本文の言語 | 日本語 |
| タイトル（和） | 大きな網膜像差を処理するメカニズムの速度同調性 |
| サブタイトル（和） | |
| タイトル（英） | Contrast sensitivity for depth from very large disparity as functions of target velocity |
| サブタイトル（英） | |
| キーワード(1)（和/英） | 両眼網膜像差 / Binocular disparity |
| キーワード(2)（和/英） | 奥行き知覚 / Depth perception |
| キーワード(3)（和/英） | 運動 / Motion |
| キーワード(4)（和/英） | 速度 / Velocity |
| キーワード(5)（和/英） | 空間周波数 / Spatial frequency |
| キーワード(6)（和/英） | / |
| キーワード(7)（和/英） | / |
| キーワード(8)（和/英） | / |
| 第1著者 氏名（和/英/ヨミ） | 佐藤 雅之 / Masayuki Sato / サトウ マサユキ |
| 第1著者 所属（和/英） | 北九州市立大学 (略称： 北九州市大) The University of Kitakyushu (略称： Univ. of Kitakyushu) |
| 第2著者 氏名（和/英/ヨミ） | 須長 正治 / Shoji Sunaga / |
| 第2著者 所属（和/英） | 九州大学 (略称： 九大) Kyushu University (略称： Kyushu Univ.) |
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| 講演者 | 第1著者 |
| 発表日時 | 2013-09-13 14:40:00 |
| 発表時間 | 25分 |
| 申込先研究会 | HIP |
| 資料番号 | HIP2013-57 |
| 巻番号（vol） | vol.113 |
| 号番号（no） | no.216 |
| ページ範囲 | pp.41-43 |
| ページ数 | 3 |
| 発行日 | 2013-09-05 (HIP) |
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