講演抄録/キーワード |
講演名 |
2014-10-10 10:50
複合現実感を用いた展示物に関する関心の共有 ○雫 泰裕・北原 格・大田友一(筑波大) MVE2014-44 |
抄録 |
(和) |
本研究では,複合現実感技術を用いて,博物館等における展示物の閲覧を支援する手法を提案する.自身の興味に基づいた展示物の観察では,興味から少し外れている重要な展示物や解説を見逃してしまうことが懸念される.展示物を強調したり,注意を促す説明を付加したりするなどの工夫が行われているが,来場者の多様な興味をすべてカバーするような情報を,あらかじめ設定することは困難である.そこで,本研究では,閲覧者の発話内容(関心)を複合現実感を用いて可視化することにより,展示物に関する関心を複数の閲覧者で共有する手法を提案する.展示物に関心を持った閲覧者(発話者)の位置・姿勢を用いて,展示物上の注目箇所に発話内容を3次元CGモデルとして可視化する.後から来た閲覧者は,可視化された発話内容を読むことにより,他者の関心に基づいて,展示物に関する理解をさらに深めることができる.提案手法のパイロットシステムを実装し,それを用いて,複合現実感を用いて展示物に関する関心を共有することにより,重要な展示物や解説を見逃しがどのように変化するのかについて評価実験を実施する. |
(英) |
(Available after conference date) |
キーワード |
(和) |
複合現実感 / 発話の可視化 / 関心の共有 / 展示物 / 注目視点推定 / モバイルトラッキング / / |
(英) |
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文献情報 |
信学技報, vol. 114, no. 239, MVE2014-44, pp. 107-112, 2014年10月. |
資料番号 |
MVE2014-44 |
発行日 |
2014-10-02 (MVE) |
ISSN |
Print edition: ISSN 0913-5685 Online edition: ISSN 2432-6380 |
著作権に ついて |
技術研究報告に掲載された論文の著作権は電子情報通信学会に帰属します.(許諾番号:10GA0019/12GB0052/13GB0056/17GB0034/18GB0034) |
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