講演抄録/キーワード |
講演名 |
2015-01-29 09:35
固定型および適応型ルーティングを切り替え可能なNoC向けTurbo Boost Router ○本間夏樹・松村 剛(慶大)・鯉渕道紘(NII)・天野英晴・松谷宏紀(慶大) VLD2014-116 CPSY2014-125 RECONF2014-49 |
抄録 |
(和) |
本論文では、NoC(Network-on-Chip)において、負荷の高いときは適応型ルー
ティング、負荷の低いときは固定型ルーティングを行うルータアーキテクチャ
として Turbo Boost Router を提案する。適応型ルーティングでは、固定型ルーティングと比べて、アロケータの論理が複雑となり、クリティカルパス遅延が延びてしまう。そのため、適応型ルーティングモードと固定型ルーティングモードを同一ルータ内に共存させようとすると、ルータの最大動作周波数は適応型ルーティングのアロケータによって律速されてしまう。そこで、本論文の Turbo Boost Router では、適応型ルーティングを行うときだけ、ルータのアロケータ論理にのみ、通常よりも高い電圧を印加することで、固定型ルーティングを用いるルータと同等の動作周波数で適応型ルーティングを実現する。本論文では、Turbo Boost Router のアイディアを Fujitsu 65nmプロセスを用いて評価した。通常は、ルータ全体に 0.8V を印加して固定型ルーティングを用いてパケットルーティングを行うが、混雑が生じると適応型ルーティング用アロケータにのみ 1.3V を印加し(他の部品は 0.8V のまま)、動作周波数を落とさずに適応型ルーティングを実現できることを示した。 |
(英) |
(Not available yet) |
キーワード |
(和) |
Network-on-Chip / ルータアーキテクチャ / ルーティング / 相互結合網 / / / / |
(英) |
Network-on-Chip / Router architecture / Routing / Interconnection networks / / / / |
文献情報 |
信学技報, vol. 114, no. 427, CPSY2014-125, pp. 19-24, 2015年1月. |
資料番号 |
CPSY2014-125 |
発行日 |
2015-01-22 (VLD, CPSY, RECONF) |
ISSN |
Print edition: ISSN 0913-5685 Online edition: ISSN 2432-6380 |
著作権に ついて |
技術研究報告に掲載された論文の著作権は電子情報通信学会に帰属します.(許諾番号:10GA0019/12GB0052/13GB0056/17GB0034/18GB0034) |
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