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| 講演抄録／キーワード | ||
| 講演名 | 2016-01-28 15:50 個人の反対顔を用いた顔空間中心の推定 ○山本泰毅・佐藤直行（公立はこだて未来大）  NC2015-59 |
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| 抄録 | （和） | 顔特徴における平均性は, 健康と発達の指標の一つであり, 平均性が高くなると魅力も高くなるのが定説で ある. 顔空間という顔を見たときに使う顔特徴の類似に対する区別モデルがある. この区別モデルは空間モデルであ り, 中心には今まで見た顔から作られた平均顔が存在する. 定説とは逆に, 平均顔が最も魅力な顔ではないという報告 もある. これは個人の顔空間と実験上の平均顔ではずれが生じるためで, 顔空間の中心は更に魅力が高いはずである. この予測の検証に必要な, 個人の顔空間の再現は大変難しい. そのため, 仮説として定常的に顔空間に影響する顔を平 均顔に加えることで, 個人の顔空間の中心に平均顔より近い顔を発見できると考えた. また, 個人の顔特徴の反対値の 反対顔は好みに影響することが考えられる. そこで, 本研究では, 実験上の平均顔よりも顔空間の中心に近い顔を被験 者本人の顔を用いて推定することを目的とし, 2 つの認知心理実験を行った. 実験 1 では, 平均顔よりも顔空間の中心に 近い顔の候補を調査するために, 平均顔から本人顔, そして本人顔の顔特徴の負の値をとる反対顔をモーフィングして 作られた刺激を用いて, 平均顔よりも魅力の高い顔を調査した. その結果, モーフ -15%付近が平均顔よりも魅力の高 いことがわかった. 実験 2 では, モーフ率 -15%が平均顔よりも顔空間の中心に近いかを検証するために, Aftereffects を用いることで検証した. 結果として, モーフ率 -15%の顔が平均顔よりも顔空間の中心に近いことがわかった. 以上 の結果から, 顔空間の中心は本人顔のモーフ -15%が平均顔よりも顔空間の中心に近いと結論づけられる. この結果 は, 顔空間に対する本人顔の影響と反対顔の重要性を明らかにした, 初めての報告といえる. |
| （英） | Average face, a superimposed face of a dozen of face pictures, is known to be very attractive for peoples where averageness on facial features is thought to work as clues for healthiness and physical development of the person. In line with that, a perceptually discriminant model using a‘ face-space ’hypothesized that a face stereo- type acquired through lifelong experience is located at the center of face-space and defines the most attractive face. However, as some reports demonstrated the existence of faces more attractive than average face, the estimation of the center of a personally organized face-space is a fundamentally difficult problem. In this study, we hypothesized that the center of a personally organized face-space can be estimated by an average face modified by features of self-face of the person. We conducted two experiments using a set of face pictures morphed from average face to self-face and opposite-self-face of individual subjects. In Experiment 1, we performed a subjective evaluation test of attractiveness of the morphed faces and found that a 15% opposite face was the most attractive. In Experiment 2, by using face aftereffects, we examined which morphed face was nearest to the center of individual face-space. Again, the 15% opposite face was found to be the nearest to the center of individual face-space. These results demonstrate that the 15% opposite face can give the better estimate of the center of individual face-space than average face. It is further suggested the importance of the usage of self-face in the estimation of personally organized face-space that may be essential for the understanding of our personality and social behaviors. | |
| キーワード | （和） | 平均顔 / 顔空間 / 反対顔 / 本人顔 / aftereffects / / / |
| （英） | average face / face-space / opposite face / individual face / aftereffects / / / | |
| 文献情報 | 信学技報, vol. 115, no. 426, NC2015-59, pp. 17-22, 2016年1月. | |
| 資料番号 | NC2015-59 | |
| 発行日 | 2016-01-21 (NC) | |
| ISSN | Print edition: ISSN 0913-5685 Online edition: ISSN 2432-6380 | |
| 著作権に ついて |
技術研究報告に掲載された論文の著作権は電子情報通信学会に帰属します．(許諾番号：10GA0019/12GB0052/13GB0056/17GB0034/18GB0034) | |
| PDFダウンロード | NC2015-59 |
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| 研究会情報 | |
| 研究会 | NC NLP |
| 開催期間 | 2016-01-28 - 2016-01-29 |
| 開催地（和） | 九州工業大学 若松キャンパス |
| 開催地（英） | Kyushu Institute of Technology |
| テーマ（和） | ニューロコンピューティングの実装および人間科学のための解析・モデル化，一般 |
| テーマ（英） | Implementation of Neuro Computing,Analysis and Modeling of Human Science, etc |
| 講演論文情報の詳細 | |
| 申込み研究会 | NC |
| 会議コード | 2016-01-NC-NLP |
| 本文の言語 | 日本語 |
| タイトル（和） | 個人の反対顔を用いた顔空間中心の推定 |
| サブタイトル（和） | |
| タイトル（英） | Estimation of the center of face-space by using individual anti-faces |
| サブタイトル（英） | |
| キーワード(1)（和/英） | 平均顔 / average face |
| キーワード(2)（和/英） | 顔空間 / face-space |
| キーワード(3)（和/英） | 反対顔 / opposite face |
| キーワード(4)（和/英） | 本人顔 / individual face |
| キーワード(5)（和/英） | aftereffects / aftereffects |
| キーワード(6)（和/英） | / |
| キーワード(7)（和/英） | / |
| キーワード(8)（和/英） | / |
| 第1著者 氏名（和/英/ヨミ） | 山本 泰毅 / Yasutaka Yamamoto / ヤマモト ヤスタカ |
| 第1著者 所属（和/英） | 公立はこだて未来大学 (略称： 公立はこだて未来大) Future University Hakodate (略称： FUN) |
| 第2著者 氏名（和/英/ヨミ） | 佐藤 直行 / Naoyuki Sato / |
| 第2著者 所属（和/英） | 公立はこだて未来大学 (略称： 公立はこだて未来大) Future University Hakodate (略称： FUN) |
| 第3著者 氏名（和/英/ヨミ） | / / |
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| 講演者 | 第1著者 |
| 発表日時 | 2016-01-28 15:50:00 |
| 発表時間 | 25分 |
| 申込先研究会 | NC |
| 資料番号 | NC2015-59 |
| 巻番号（vol） | vol.115 |
| 号番号（no） | no.426 |
| ページ範囲 | pp.17-22 |
| ページ数 | 6 |
| 発行日 | 2016-01-21 (NC) |
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