講演抄録/キーワード |
講演名 |
2017-11-06 13:25
FPGAを用いたグラフストリーム処理の一検討 ○松崎貴之・尼崎太樹・飯田全広・久我守弘・末吉敏則(熊本大) RECONF2017-38 |
抄録 |
(和) |
グラフ処理は局所性の低いメモリアクセスを行うという特性を持ち,ノード数が数億超えるような大規模なグラフを処理するのは容易ではない.このような不規則なメモリアクセスを避けて処理を行う手法にストリーム処理があり,グラフ処理にストリーム処理を適用することができれば,特有の不規則なメモリアクセスパターンを回避できると考えられる.そこで本稿では,グラフをストリームで表現し処理する手法についての検討を行う.ストリーム形式のPseudo-ZDD データを入力とし,これを主記憶に格納することなく演算することで,メモリアクセスの解消を図る.提案手法によって,グラフのストリームによる処理をFPGA を用いてハードウェア化し,その性能を評価したところ実行時間はCortex A9 CPU に対してノード数16,384 のとき最大で54 倍高速であった.また,リソース使用率に関してはZedboard およびCU105 のいずれの評価ボードでも1%未満で実装できることがわかった. |
(英) |
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キーワード |
(和) |
FPGA / グラフ処理 / ZDD / ストリーム処理 / / / / |
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文献情報 |
信学技報, vol. 117, no. 279, RECONF2017-38, pp. 7-12, 2017年11月. |
資料番号 |
RECONF2017-38 |
発行日 |
2017-10-30 (RECONF) |
ISSN |
Print edition: ISSN 0913-5685 Online edition: ISSN 2432-6380 |
著作権に ついて |
技術研究報告に掲載された論文の著作権は電子情報通信学会に帰属します.(許諾番号:10GA0019/12GB0052/13GB0056/17GB0034/18GB0034) |
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