講演抄録/キーワード |
講演名 |
2017-11-07 09:25
グリッチ削減のためのパイプライン構造の最適化 ○小島拓也・安藤尚輝・奥原 颯・天野英晴(慶大) RECONF2017-41 |
抄録 |
(和) |
CGRA(Coarse Grained Reconfigurable Array)ではエネルギー効率を高めるために複数のPE(Processing Element)を統合して1クロックサイクルで複数の命令が実行できるものが提案されている。こうした機能はグリッチの伝搬を引き起こし、電力の増加の一因となっている。そこで我々はグリッチ伝搬を考慮したダイナミック電力モデルとそれを利用した CGRA の最適化手法を提案する。提案モデルは PE アレイのスイッチング回数を近似的に計算し、それを基に消費エネルギーを見積もることを目標とする。本研究ではこのモデルと最適化手法をVPCMA(Variable Pipeline Cool Mega Array)と呼ばれる低電力CGRAの実チップへ適用し評価を行った。実チップ測定の結果を利用した提案モデルは、ポストレイアウトシミュレーションと比べ10000 倍以上速く、より小さい誤差で消費エネルギーを見積もることができた。また、多くのベンチマークにおいて本手法で最適化したパイプライン構造は固定したパイプライン構造と比べて、消費エネルギーを小さくすることができた。 |
(英) |
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キーワード |
(和) |
CGRA / グリッチ / 電力最適化 / 可変パイプライン / / / / |
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文献情報 |
信学技報, vol. 117, no. 279, RECONF2017-41, pp. 25-30, 2017年11月. |
資料番号 |
RECONF2017-41 |
発行日 |
2017-10-30 (RECONF) |
ISSN |
Print edition: ISSN 0913-5685 Online edition: ISSN 2432-6380 |
著作権に ついて |
技術研究報告に掲載された論文の著作権は電子情報通信学会に帰属します.(許諾番号:10GA0019/12GB0052/13GB0056/17GB0034/18GB0034) |
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