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| 講演抄録／キーワード | ||
| 講演名 | 2018-05-24 13:55 Ku帯衛星回線の降雨減衰統計の最近の増加傾向について ○前川泰之（阪電通大）  SAT2018-3 |
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| 抄録 | （和） | 1988年から2017年にかけて大阪電気通信大学（大阪府寝屋川市）において30年間測定されたKu帯衛星電波の降雨減衰特性について累積時間率分布等の長期統計結果を算出し、ITU-R勧告による予測値等との比較検討を行った。2006年までの18年間の降雨減衰の長期統計に関しては、同勧告による降雨強度0.01％を用いた予測値とよい一致が見られたが、2006年以降の最近の12年間に関しては、ITU-R勧告による予測値を上回る降雨減衰の年間累積時間率値が測定される傾向が示された。この増加の割合は最近降雨時の地上気温が高くなって雨域高さが上昇し、等価通路長がそのため増大するということだけでは十分説明できず、ITU-R勧告における等価通路長の計算方法を検討したところ、雨域長さに対する水平修正係数と垂直調整係数による雨域通路長の減少の割合が従来よりも小さくなっている可能性が示された。このことは最近の夕立や台風等の熱帯性降雨の増加により、衛星電波の伝搬路上における降水雲の分布や構造が、以前に比して規模が大きく密集しつつあることが原因と考えられる。 |
| （英） | The long-term rain attenuation statistics of cumulative time percentages are obtained from Ku band satellite signal observations conducted at Osaka Electro-Communication University in Neyagawa, Osaka, during the past 30 years from 1988 to 2017. The long-term statistics for the former 18 years up to 2006 are in very good agreement with the recent ITU-R predictions obtained from the 0.01% rainfall rate. However, the statistics for the latter 12 years after 2006 indicate the cumulative time percentages that considerably exceed those of the ITU-R predictions. The increasing rates of the statistics are not simply explained in term of the increase of propagation path lengths associated with the rise of rain height proportional to recent higher ground temperature, but rather related to the increase of equivalent path lengths due to variations of the horizontal reduction factor and vertical adjustment factor in the ITU-R predictions. This suggests that the scales and densities of precipitating clouds along the satellite propagation paths tend to become larger, caused by the recent frequent occurrence of rain attenuation due to tropical-type rainfall such as shower and typhoon in summer time. | |
| キーワード | （和） | 衛星通信 / 降雨減衰 / 降雨強度 / Ku帯 / 長期統計 / 雨域等価通路長 / / |
| （英） | Satellite communications / Rain attenuation / Rainfall rate / Ku-band / Long-term statistics / Equivalent path length / / | |
| 文献情報 | 信学技報, vol. 118, no. 52, SAT2018-3, pp. 11-14, 2018年5月. | |
| 資料番号 | SAT2018-3 | |
| 発行日 | 2018-05-17 (SAT) | |
| ISSN | Online edition: ISSN 2432-6380 | |
| 著作権に ついて |
技術研究報告に掲載された論文の著作権は電子情報通信学会に帰属します．(許諾番号：10GA0019/12GB0052/13GB0056/17GB0034/18GB0034) | |
| PDFダウンロード | SAT2018-3 |
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| 研究会情報 | |
| 研究会 | SAT WBS |
| 開催期間 | 2018-05-24 - 2018-05-25 |
| 開催地（和） | 鹿児島大学 |
| 開催地（英） | Kagoshima University |
| テーマ（和） | 符号化、変復調・信号処理技術及び一般 |
| テーマ（英） | Coding, Modulation, Signal processing and General |
| 講演論文情報の詳細 | |
| 申込み研究会 | SAT |
| 会議コード | 2018-05-SAT-WBS |
| 本文の言語 | 日本語 |
| タイトル（和） | Ku帯衛星回線の降雨減衰統計の最近の増加傾向について |
| サブタイトル（和） | |
| タイトル（英） | Recent Increasing Trend in Rain Attenuation Statistics of Ku-Band Satellite Communications Links |
| サブタイトル（英） | |
| キーワード(1)（和/英） | 衛星通信 / Satellite communications |
| キーワード(2)（和/英） | 降雨減衰 / Rain attenuation |
| キーワード(3)（和/英） | 降雨強度 / Rainfall rate |
| キーワード(4)（和/英） | Ku帯 / Ku-band |
| キーワード(5)（和/英） | 長期統計 / Long-term statistics |
| キーワード(6)（和/英） | 雨域等価通路長 / Equivalent path length |
| キーワード(7)（和/英） | / |
| キーワード(8)（和/英） | / |
| 第1著者 氏名（和/英/ヨミ） | 前川 泰之 / Yasuyuki Maekawa / マエカワ ヤスユキ |
| 第1著者 所属（和/英） | 大阪電気通信大学 (略称： 阪電通大) Osaka Electro-Communication University (略称： Osaka Electro-Commun. Univ) |
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| 講演者 | 第1著者 |
| 発表日時 | 2018-05-24 13:55:00 |
| 発表時間 | 25分 |
| 申込先研究会 | SAT |
| 資料番号 | SAT2018-3 |
| 巻番号（vol） | vol.118 |
| 号番号（no） | no.52 |
| ページ範囲 | pp.11-14 |
| ページ数 | 4 |
| 発行日 | 2018-05-17 (SAT) |
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