講演抄録/キーワード |
講演名 |
2018-06-12 14:30
自動走行酔い ~ 車酔いとVR酔いが併発する環境における動揺病の評価 ~ ○澤邊太志・磯部良太・神原誠之(奈良先端大)・萩田紀博(ATR) ITS2018-3 |
抄録 |
(和) |
車両の自動走行化に伴い,従来運転手であった人が搭乗者の一人となり,自車の車両挙動を予測することが難しくなることから,車酔いの増加が予測し, さらに,搭乗者の快適性の向上のため,AR技術を用いた情報提示が増加すると予想されている.しかし,VR技術の発展であるARによる映像提示は, 遅延や位置合わせなどの理由により, VR酔いの要因の1つとなる.このことより,自動走行時の車内空間では,車酔いとVR酔いが併発する新たな環境が生まれる.
本研究では,自動走行時に車酔いとVR酔いが併発する動揺病を「自動走行酔い」と定義し,従来の手動運転では起こり得なかった動揺病である自動走行酔いの搭乗者への影響を調査する.実験では,AR技術を用いた情報提示による視覚情報の遅延と,車の加速度による前庭感覚の運動感覚の不一致で自動走行酔いが起こると仮説を立て,検証実験を行った. また搭乗者への自動走行酔いの影響を調査するため,車酔い環境,自動走行酔い環境,VR酔い環境の動揺病の比較実験を行った結果,車酔い環境より,自動走行酔い環境の方が強い動揺病になることが明らかになった. |
(英) |
(Not available yet) |
キーワード |
(和) |
自動走行酔い / 動揺病 / 自動運転 / 車酔い / VR酔い / 快適化知能 / / |
(英) |
autonomous vehicle motion sickness / motion sickness / autonomous vehicle / self-driving car / vr sickness / car sickness / comfort intelligence / |
文献情報 |
信学技報, vol. 118, no. 79, ITS2018-3, pp. 13-18, 2018年6月. |
資料番号 |
ITS2018-3 |
発行日 |
2018-06-05 (ITS) |
ISSN |
Print edition: ISSN 0913-5685 Online edition: ISSN 2432-6380 |
著作権に ついて |
技術研究報告に掲載された論文の著作権は電子情報通信学会に帰属します.(許諾番号:10GA0019/12GB0052/13GB0056/17GB0034/18GB0034) |
PDFダウンロード |
ITS2018-3 |