講演抄録/キーワード |
講演名 |
2018-08-02 14:55
身体と道具の連続性 ~ 運動制御的アプローチを用いた実験的検討 ~ ○板口典弘(慶大) HIP2018-45 |
抄録 |
(和) |
過去の研究において,到達把持運動においては,身体や道具といった区別よりも,効果器の習熟度の違いが本質的に運動制御に影響することが示唆されている。本研究では,身体と道具の連続性についてさらに検討するため,練習による道具使用の習熟度の上昇が,身体使用時に近い運動学的特徴をもたらすかどうかを検討した。さらに,習熟度が低い状態においても,身体制御と同様の道具制御は可能なのかを,運動速度を実験的に操作して検討した。実験の結果,道具の習熟度が上昇すると身体を用いた運動に近づくこと,および習熟度が低い状態でも精度を犠牲にすれば身体制御に似た運動特徴が出現することが明らかとなった。これらの結果は,身体と道具は運動制御の観点からは連続的であることを支持し,さらに,熟達度に応じた戦略的な運動制御の結果,道具使用に特徴的な特徴が現れていることを示唆する。 |
(英) |
(Not available yet) |
キーワード |
(和) |
道具の身体化 / 身体の道具性 / リハビリテーション / 再身体化 / / / / |
(英) |
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文献情報 |
信学技報, vol. 118, no. 171, HIP2018-45, pp. 31-34, 2018年8月. |
資料番号 |
HIP2018-45 |
発行日 |
2018-07-26 (HIP) |
ISSN |
Print edition: ISSN 0913-5685 Online edition: ISSN 2432-6380 |
著作権に ついて |
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