講演抄録/キーワード |
講演名 |
2019-02-01 13:00
武道における駆け引き動作のウェアラブル撮像システム ○島ノ江 聡・星野 聖(筑波大) HCS2018-47 |
抄録 |
(和) |
剣術系武道の一つである短剣道の指導や訓練を効率良く行うには,選手双方の一人称視点から撮影する動画像を用いて駆け引きやフェイント動作を解析し,自分の打突動作の癖を知ることが有益である.従来はウェアラブルカメラが利用されてきたが,試合中に激しく叩かれて破壊される,また選手に心理的負担をかけるという問題があり,撮像システムの改良が求められていた.そこで,本研究では,激しい動作に対して破壊されず,かつ,選手に余計な心理的負担をかけない面防具装着型の撮影システムを構築した.提案システムでは第一に,相手の攻撃の当たらない面防具の縦金の鼻周辺位置に,縦金の幅よりも小さいカメラを取り付けた.第二に,軽量な部品だけを面防具に,重い部品を身体重心付近に取り付けたことで,選手の装着に対する違和感と動作への制約を最小限に抑えた.短剣道高段者に,事前に決めた駆け引き動作を行ってもらい,本システムで撮像したところ,武具による,あるいは体どうしの衝突によるシステムの破壊なしに,自分の打突動作や姿勢の癖,相手との駆け引き動作の戦術を,自分と相手の一人称視点から観視することができた. |
(英) |
The objective of our study is to build a wearable imaging system consisting of a face mask of Tankendo (close quarter combat with short bamboo sword), which has been originally-improved so that its miniature camera might not be easily destroyed even if being violently hit, and the camera captures and shows the first-person view of each of two players. This enables the users to learn the game tactics to improve their skill with less psychological burden. |
キーワード |
(和) |
短剣道 / 一人称視点 / 駆け引き / 幅狭カメラ / 面防具 / / / |
(英) |
Tankendo / first-person view / game tactics / miniature camera / face mask / / / |
文献情報 |
信学技報, vol. 118, no. 437, HCS2018-47, pp. 1-6, 2019年2月. |
資料番号 |
HCS2018-47 |
発行日 |
2019-01-25 (HCS) |
ISSN |
Print edition: ISSN 0913-5685 Online edition: ISSN 2432-6380 |
著作権に ついて |
技術研究報告に掲載された論文の著作権は電子情報通信学会に帰属します.(許諾番号:10GA0019/12GB0052/13GB0056/17GB0034/18GB0034) |
査読に ついて |
本技術報告は査読を経ていない技術報告であり,推敲を加えられていずれかの場に発表されることがあります. |
PDFダウンロード |
HCS2018-47 |