講演抄録/キーワード |
講演名 |
2019-05-09 15:20
RubyベースCPU+FPGAコデザインフレームワークにおける再帰記述の高位合成 ○山下遼太・照屋大地・中條拓伯(東京農工大) RECONF2019-6 |
抄録 |
(和) |
近年LSI設計が複雑化するに従って,高位合成技術が注目を浴びている.
しかし再帰関数は,その解析における複雑さから,多くの高位合成ツールでサポートされていない.
本研究では,再帰関数を高位合成する手法を提案する.またRubyベースの高位合成ツールである,Mulveryをベースに,その手法を実装した.
本手法ではデッドコードが削除し,再帰の深さを決定するため,入力となるプログラムに専用の注釈を付加する.
注釈を加えたプログラムは,静的解析と動的解析を組み合わせて解析され,制御データフローグラフ(CDFG)を中間表現として介した後,パイプライン構造の回路を合成するRTL記述に変換される.
実装した高位合成ツールに合成した場合,ソフトウェアと同様に再帰関数をコールスタックベースのハードウェア回路として合成した場合,およびRubyプログラムをソフトウェアで実行した場合について,処理性能の比較を行った.
その結果,FFTを実装した場合において,コールスタックベースの手法の3.46倍,ソフトウェア上で実行した場合の68.1倍の高速化が達成された. |
(英) |
(Not available yet) |
キーワード |
(和) |
高位合成 / FPGA / 再帰 / 協調設計 / / / / |
(英) |
/ / / / / / / |
文献情報 |
信学技報, vol. 119, no. 18, RECONF2019-6, pp. 29-34, 2019年5月. |
資料番号 |
RECONF2019-6 |
発行日 |
2019-05-02 (RECONF) |
ISSN |
Online edition: ISSN 2432-6380 |
著作権に ついて |
技術研究報告に掲載された論文の著作権は電子情報通信学会に帰属します.(許諾番号:10GA0019/12GB0052/13GB0056/17GB0034/18GB0034) |
査読に ついて |
本技術報告は査読を経ていない技術報告であり,推敲を加えられていずれかの場に発表されることがあります. |
PDFダウンロード |
RECONF2019-6 |