講演抄録/キーワード |
講演名 |
2019-09-13 15:50
敵対的物理モデル損失を用いた海水表面温度画像のノイズ除去と欠損修復 ○平原暢之・薗頭元春・笠原秀一・飯山将晃(京大) AI2019-24 |
抄録 |
(和) |
海水表面温度の情報は海に関わる産業にとって有用な情報であり,人工衛星からのセンシングによってリアルタイムかつ広範囲な計測が行われている.しかし,この観測では,海上に雲がかかっている場合その箇所の海水温が計測できず,観測データに欠損が生じてしまう.このような欠損した海水温情報に対して,物理シミュレーションを用いて推定するデータ同化という手法がある.この手法では物理的に妥当でかつ衛星による観測にマッチした海水温画像を得られるが,シミュレーションに要する計算コストが膨大であり,リアルタイム性が求められるアプリケーションには適していない.そこで,この計算コストを下げるために,既に計算されたデータ同化結果を利用した学習ベースの手法を提案する.提案手法では,生成した海水温画像の物理的な正しさを評価する敵対的物理モデル損失を導入することで,物理的に妥当であるという制約のもとで,リアルタイムな海水温画像の取得を実現した. |
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キーワード |
(和) |
画像修復 / 衛星画像 / 海水表面温度 / 敵対的学習 / / / / |
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文献情報 |
信学技報, vol. 119, no. 202, AI2019-24, pp. 31-36, 2019年9月. |
資料番号 |
AI2019-24 |
発行日 |
2019-09-06 (AI) |
ISSN |
Online edition: ISSN 2432-6380 |
著作権に ついて |
技術研究報告に掲載された論文の著作権は電子情報通信学会に帰属します.(許諾番号:10GA0019/12GB0052/13GB0056/17GB0034/18GB0034) |
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AI2019-24 |