講演抄録/キーワード |
講演名 |
2020-01-26 17:00
ゴシップを基にした他者評価の発達 ~ 幼児・児童を対象とした実証的検討 ~ ○篠原亜佐美(名大)・鹿子木康弘(追手門学院大)・奥村優子・小林哲生(NTT) HCS2019-83 |
抄録 |
(和) |
ゴシップによって,ヒトは他者が協力的かどうかを,直接行動を見ることなく判断できる。ヒト成人はゴシップを基にした他者評価をおこなうことが先行研究により示されているが,その発達については未解明な点が多い。本研究ではゴシップを基にした他者評価の発達を明らかにするために,5歳児と7歳児を対象に実験をおこなった。その結果,ゴシップを基にした他者評価は5歳から7歳の間に発達すること,ポジティブな内容のゴシップよりもネガティブな内容のゴシップが子どもの他者評価に影響を与えることが明らかになった。さらに,7-8歳児の他者評価には,複数の人から同様のポジティブなゴシップを聞くことが重要であることも確認された。これらの結果から,ゴシップを基にした他者評価の発達には,実生活においてゴシップのやりとりを経験することが重要である可能性が示唆された。 |
(英) |
(Not available yet) |
キーワード |
(和) |
ゴシップ / 他者評価 / 幼児 / 児童 / 協力社会 / / / |
(英) |
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文献情報 |
信学技報, vol. 119, no. 394, HCS2019-83, pp. 167-172, 2020年1月. |
資料番号 |
HCS2019-83 |
発行日 |
2020-01-18 (HCS) |
ISSN |
Print edition: ISSN 0913-5685 Online edition: ISSN 2432-6380 |
著作権に ついて |
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HCS2019-83 |