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| 講演抄録／キーワード | ||
| 講演名 | 2020-09-14 13:55 能の面（顔）と所作（身体）より感受する「曖昧なもの」について ～ 哲学および「顔・身体学」の視点より ～ ○小谷弥生（信州大）  HIP2020-25 |
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| 抄録 | （和） | 表情認知の研究対象として能面が注目を集めている．先行研究においては，能面の上下，左右，陰影等よりいかなる表情認知を行うかという観点からの実験的検討が多く見られるが，実際の能舞台においては，観客の視点は能面のみならず所作（身体表現），物語，文脈，音を知覚している．本発表は哲学分野の研究者として能について，また対照的に「能面は見えていない」という事実を，「薪能」を例に示すことを企図している．会場及び客席の設計に基づき，とりわけ舞台と客席の高低差，客席の多様さ，すなわち視点の差異を中心に，能はいかに見えうるのかを検討する．その上でなお能面のみならず「能は見えていない」ことを提示すると共に，能の鑑賞においては極めて多感覚知覚性を重視してきたこと，さらには視覚ではなくむしろ聴覚を重視した芸術として構築されてきたことを，「暗闇」という観点と共に議論する． |
| （英） | Noh mask has been attracting attention as a research target of facial expression recognition. In the previous studies, there are many experiments investigating how we recognize emotions from Noh masks focusing on the angle of viewpoints of facial expression recognition such as up, down, left and right of the Noh mask, shadow, etc. However, in the actual performance of Noh, observers perceive also performers' bodies (behaviors), stories, contexts, and sounds simultaneously rather than only Noh masks (face). In this presentation, as a researcher in the field of philosophy, the fact that "the Noh mask is not visible". It is intended to be illustrated by taking “A Torchlight Performance of Noh” as a contrast. Based on the design of the venue and the seats, we examine how Noh can be seen, especially focusing on the height difference between the stage and seats, the variety of seats, that is, the difference in viewpoint. I will suggest that we cannot see "a Noh mask itself" as well as "a Noh stage itself", and constructs it as an art that emphasizes multi-sensory perception including visual and auditory information. We will discuss what has been done, especially the perspective of “darkness”. | |
| キーワード | （和） | 能 / 能面 / 所作 / 薪能 / 暗闇 / 哲学 / 顔・身体学 / 多感覚知覚 |
| （英） | Noh / Noh Mask / Behaviors / A Torchlight Performance of Noh / darkness / Philosophy / Face-and Body Studies / Multimodal perception | |
| 文献情報 | 信学技報, vol. 120, no. 169, HIP2020-25, pp. 7-12, 2020年9月. | |
| 資料番号 | HIP2020-25 | |
| 発行日 | 2020-09-07 (HIP) | |
| ISSN | Online edition: ISSN 2432-6380 | |
| 著作権に ついて |
技術研究報告に掲載された論文の著作権は電子情報通信学会に帰属します．(許諾番号：10GA0019/12GB0052/13GB0056/17GB0034/18GB0034) | |
| PDFダウンロード | HIP2020-25 |
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| 研究会情報 | |
| 研究会 | HIP |
| 開催期間 | 2020-09-14 - 2020-09-15 |
| 開催地（和） | オンライン開催 (Zoom) |
| 開催地（英） | Online (Zoom) |
| テーマ（和） | 「顔・身体学」および「ヒューマン情報処理一般」 |
| テーマ（英） | Face & Body, etc. |
| 講演論文情報の詳細 | |
| 申込み研究会 | HIP |
| 会議コード | 2020-09-HIP |
| 本文の言語 | 日本語 |
| タイトル（和） | 能の面（顔）と所作（身体）より感受する「曖昧なもの」について |
| サブタイトル（和） | 哲学および「顔・身体学」の視点より |
| タイトル（英） | "Ambiguousness" perceived from the Noh Mask (face) and the Behaviors (body) |
| サブタイトル（英） | The field of Philosophy and The Face-Body Studies |
| キーワード(1)（和/英） | 能 / Noh |
| キーワード(2)（和/英） | 能面 / Noh Mask |
| キーワード(3)（和/英） | 所作 / Behaviors |
| キーワード(4)（和/英） | 薪能 / A Torchlight Performance of Noh |
| キーワード(5)（和/英） | 暗闇 / darkness |
| キーワード(6)（和/英） | 哲学 / Philosophy |
| キーワード(7)（和/英） | 顔・身体学 / Face-and Body Studies |
| キーワード(8)（和/英） | 多感覚知覚 / Multimodal perception |
| 第1著者 氏名（和/英/ヨミ） | 小谷 弥生 / Yayoi Kotani / コタニ ヤヨイ |
| 第1著者 所属（和/英） | 信州大学 (略称： 信州大) Shinshu University (略称： Shinshu Univ.) |
| 第2著者 氏名（和/英/ヨミ） | / / |
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| 講演者 | 第1著者 |
| 発表日時 | 2020-09-14 13:55:00 |
| 発表時間 | 25分 |
| 申込先研究会 | HIP |
| 資料番号 | HIP2020-25 |
| 巻番号（vol） | vol.120 |
| 号番号（no） | no.169 |
| ページ範囲 | pp.7-12 |
| ページ数 | 6 |
| 発行日 | 2020-09-07 (HIP) |
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