講演抄録/キーワード |
講演名 |
2020-09-19 10:00
ハッセ図(工場モデル)に基づくクラス図作成手法の適用性 ○金田重郎(同志社大) KBSE2020-7 |
抄録 |
(和) |
概念データモデリングにおけるクラス図・ER図(以下,「クラス図」)作成に関して,著者らは,初期材料(エンティティ)を次々と加工する「ハッセ図(工場モデル)」としてクラス図を描く手法を,既に提案している.この既存手法では,「関連」を1対多関連(正確には,少なくとも一方の多重度が「1」の関連)に限定することにより,任意のクラス図は,関連を半順序として,既約の非巡回性有向グラフ(ハッセ図)となる事を利用している.加えて,ハッセ図構造として記述されたクラス図から得られる関係モデルデータベースは,第3正規形(3rd Normal Form,以下,「3NF」)となる.逆に,外部キーを属性値として持つ属性を含めて,テーブルに3NFを保証する関係モデルは,クラス図に変換すると,ハッセ図となる.しかし,従来研究では,このハッセ図のアプリケーションプログラムにおける適用範囲を論じていない.問題となるのは,1)Is-a関連,Has-a関連の利用可否,2)クラス内の複数インスタンスから計算される導出値を格納するVIEW的なエンティティの扱いである.これらの中で,Is-a関連,Has-a関連については許容できる.VIEW的なエンティティについては,例題としてよく知られた「花束問題」の例を用いて,適用範囲について考察する. |
(英) |
(Not available yet) |
キーワード |
(和) |
クラス図 / ER図 / モデリング / 第3正規形 / 工場モデル / ハッセ図 / DAG / |
(英) |
Class diagram / ER diagram / Modeling / Third normal Form / Factory model / Hasse diagram / DAG / |
文献情報 |
信学技報, vol. 120, no. 170, KBSE2020-7, pp. 37-42, 2020年9月. |
資料番号 |
KBSE2020-7 |
発行日 |
2020-09-11 (KBSE) |
ISSN |
Online edition: ISSN 2432-6380 |
著作権に ついて |
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KBSE2020-7 |