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講演抄録/キーワード
講演名 2020-11-20 10:00
周波数共用のためのアンテナ高差および支配的パスを考慮したクラッタ損失改良型電波伝搬推定
宮本 直片桐啓太電通大)・佐藤光哉東京理科大)・安達宏一藤井威生電通大SR2020-39
抄録 (和) 周波数資源枯渇問題への解決策として,近年,周波数共用技術が注目されている.高効率な周波数共用を実現するには,二次ユーザは一次ユーザへの与干渉を回避しつつ,時間的・空間的な空き帯域を最大限利用する必要があり,高精度な電波伝搬推定が不可欠となっている.そこで本稿では,送受信アンテナ高差および支配的パスを考慮したクラッタ損失モデルを提案する.提案手法では,既存伝搬モデルであるITU-R P.2108に着目し,アンテナ高差を考慮したクラッタ損失式をモデル化する.さらに,クラッタ高およびアンテナ高の差分が閾値以上の場合,クラッタ高を同閾値で打ち切ることで,クラッタ損の過大推定を抑制する.提案手法の有用性を評価するため,2.3GHz帯実測データを用いて,伝搬推定精度および周波数共用性能を評価した.結果より,提案手法では,拡張秦モデル,既存のITU-R P.2108モデルと比較し,高精度な電波伝搬特性予測が実現でき,一次ユーザの確実な保護が実現できることを示す.加えて,実際の周波数共用環境を想定した干渉計算結果より,提案手法を用いることで共用性能が向上することを示す. 
(英) In recent years, spectrum sharing technology is attracting attention to solve the problem of spectrum shortage. In order to maximize the spectrum utilization efficiency while avoiding interference from the Secondary User to the Primary User, it is necessary to perform highly accurate propagation estimation. In this paper, we propose an improved clutter loss model by compensating the clutter loss considering antenna height difference and dominant path.Tthe evaluation results of the propagation estimation accuracy show that the proposed method can accurately predict clutter loss due to significant clutter. In addition, the evaluation results of spectrum sharing performance show that the spectrum sharing performance is improved by using the proposed method as compared with the original ITU-R P.2108 clutter loss model and empirical model.
キーワード (和) 周波数共用 / 電波伝搬モデル / クラッタ損失 / ITU-R P.2108 / / / /  
(英) Spectrum sharing / Radio propagation / Clutter loss / ITU-R P.2108 / / / /  
文献情報 信学技報, vol. 120, no. 238, SR2020-39, pp. 108-113, 2020年11月.
資料番号 SR2020-39 
発行日 2020-11-11 (SR) 
ISSN Online edition: ISSN 2432-6380
著作権に
ついて
技術研究報告に掲載された論文の著作権は電子情報通信学会に帰属します.(許諾番号:10GA0019/12GB0052/13GB0056/17GB0034/18GB0034)
PDFダウンロード SR2020-39

研究会情報
研究会 SR  
開催期間 2020-11-18 - 2020-11-20 
開催地(和) オンライン開催 
開催地(英) Online 
テーマ(和) ソフトウェア無線、コグニティブ無線、周波数共用、一般 
テーマ(英) Software Radio, Cognitive Radio, Spectrum Sharing, etc. 
講演論文情報の詳細
申込み研究会 SR 
会議コード 2020-11-SR 
本文の言語 日本語 
タイトル(和) 周波数共用のためのアンテナ高差および支配的パスを考慮したクラッタ損失改良型電波伝搬推定 
サブタイトル(和)  
タイトル(英) Compensation of Clutter Loss Considering Antenna Height Difference and Dominant Path for Spectrum Sharing 
サブタイトル(英)  
キーワード(1)(和/英) 周波数共用 / Spectrum sharing  
キーワード(2)(和/英) 電波伝搬モデル / Radio propagation  
キーワード(3)(和/英) クラッタ損失 / Clutter loss  
キーワード(4)(和/英) ITU-R P.2108 / ITU-R P.2108  
キーワード(5)(和/英) /  
キーワード(6)(和/英) /  
キーワード(7)(和/英) /  
キーワード(8)(和/英) /  
第1著者 氏名(和/英/ヨミ) 宮本 直 / Sunao Miyamoto / ミヤモト スナオ
第1著者 所属(和/英) 電気通信大学 (略称: 電通大)
The University of Electro-Communications (略称: UEC)
第2著者 氏名(和/英/ヨミ) 片桐 啓太 / Keita Katagiri /
第2著者 所属(和/英) 電気通信大学 (略称: 電通大)
The University of Electro-Communications (略称: UEC)
第3著者 氏名(和/英/ヨミ) 佐藤 光哉 / Koya Sato / サトウ コウヤ
第3著者 所属(和/英) 東京理科大学 (略称: 東京理科大)
Tokyo University of Science (略称: TUS)
第4著者 氏名(和/英/ヨミ) 安達 宏一 / Koichi Adachi / アダチ コウイチ
第4著者 所属(和/英) 電気通信大学 (略称: 電通大)
The University of Electro-Communications (略称: UEC)
第5著者 氏名(和/英/ヨミ) 藤井 威生 / Takeo Fujii / フジイ タケオ
第5著者 所属(和/英) 電気通信大学 (略称: 電通大)
The University of Electro-Communications (略称: UEC)
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講演者 第1著者 
発表日時 2020-11-20 10:00:00 
発表時間 25分 
申込先研究会 SR 
資料番号 SR2020-39 
巻番号(vol) vol.120 
号番号(no) no.238 
ページ範囲 pp.108-113 
ページ数
発行日 2020-11-11 (SR) 


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