講演抄録/キーワード |
講演名 |
2021-03-03 13:25
変更コード片の動的切替による自動プログラム修正のビルド時間削減の試み ○古藤寛大・肥後芳樹・柗本真佑・楠本真二(阪大) SS2020-31 |
抄録 |
(和) |
欠陥を含むプログラムをコンピュータが自動的に修正する技術として自動プログラム修正がある.この技術のうち,対象プログラムの変更と評価を繰り返すことにより欠陥を含まないプログラムの生成を行う手法がある.この手法では,変更時に対象プログラムから修正するコード片を限局したのちそのコード片のみ変更したプログラムを生成し,評価時に生成プログラムに対しビルドとテストの実行をする.しかし,この手法は評価時のビルド処理に長い時間を要する.なぜならば,各コード片につき1つのプログラムを生成し,生成プログラムごとにビルドを行うため,変更するコード片が多いほどビルド実行を行わなければならないからである.そこで,我々の研究は自動プログラム修正におけるビルド時間の削減を目指す.具体的には,テスト実行時に変更コード片の反映を行うかを動的に切り替えられるプログラムを,すべての変更コード片に基づき生成及びビルドする.そしてテスト実行時に動的にコード片を切り替えることにより上記の問題点を克服する.この手法により,変更するコード片の数にかかわらず生成されるプログラムは1つだけであり,ビルドの回数を減らすことができる.実験の結果,従来手法と比較してビルド時間が削減され,それによって自動プログラム修正全体の時間を削減することに成功した. |
(英) |
|
キーワード |
(和) |
自動プログラム修正 / ビルド時間 / 遺伝的アルゴリズム / / / / / |
(英) |
/ / / / / / / |
文献情報 |
信学技報, vol. 120, no. 407, SS2020-31, pp. 19-24, 2021年3月. |
資料番号 |
SS2020-31 |
発行日 |
2021-02-24 (SS) |
ISSN |
Online edition: ISSN 2432-6380 |
著作権に ついて |
技術研究報告に掲載された論文の著作権は電子情報通信学会に帰属します.(許諾番号:10GA0019/12GB0052/13GB0056/17GB0034/18GB0034) |
査読に ついて |
本技術報告は査読を経ていない技術報告であり,推敲を加えられていずれかの場に発表されることがあります. |
PDFダウンロード |
SS2020-31 |