講演抄録/キーワード |
講演名 |
2022-03-11 09:30
ORB-SLAM3のローカルマッピングの並列化とコア割り当て手法の提案 ○山本一貴・長ヶ部拓吾・小池穂乃花・川角冬馬・藤田一輝・北村俊明(早大)・川島慧大・納富 昭(オスカーテクノロジー)・木村貞弘(エヌエスアイテクス)・木村啓二・笠原博徳(早大) CPSY2021-58 DC2021-92 |
抄録 |
(和) |
ロボットや自動車の自律制御のために,周囲の情報から環境地図を作成し自己位置を推定するSLAM(Simultaneous Localization and Mapping)処理が必要とされる.SLAMは主にトラッキング,ローカルマッピング,ループグロージングの3つの処理から構成される.このうちローカルマッピングは,実行コストが大きい一方,疎行列やグラフ構造などを扱うことから効率の良い並列化が難しい.そのため本稿では,オープンソースのSLAM実装であるORB-SLAM3を対象として,データ構造の特徴を生かした並列化方法を提案する.またトラッキングの特徴点抽出処理も合わせて並列化した場合,発生する多くのスレッドができるだけ同一コアで競合しないような割り当て手法を報告する.これらの提案手法を適用して両処理を並列化したところ,Intelサーバ上ではトラッキングで1.40倍,ローカルマッピングで1.35倍の速度向上が同時に得られた.また,NVIDIA Jetson上でも,トラッキングで1.22倍,ローカルマッピングで1.26倍の速度向上が得られ,提案手法がコア数の少ない組込み環境にも有効であることが確認できた. |
(英) |
(Not available yet) |
キーワード |
(和) |
SLAM(Simultaneous Localization and Mapping) / 並列化 / OpenMP / / / / / |
(英) |
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文献情報 |
信学技報, vol. 121, no. 425, CPSY2021-58, pp. 79-84, 2022年3月. |
資料番号 |
CPSY2021-58 |
発行日 |
2022-03-03 (CPSY, DC) |
ISSN |
Online edition: ISSN 2432-6380 |
著作権に ついて |
技術研究報告に掲載された論文の著作権は電子情報通信学会に帰属します.(許諾番号:10GA0019/12GB0052/13GB0056/17GB0034/18GB0034) |
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