講演抄録/キーワード |
講演名 |
2022-06-17 15:50
高齢者のための歩容見守り方式の検討 ~ 慣性センサと無線通信の適用 ~ ○戸谷伸之(北海道情報大)・北川広大(八戸高専)・和田親宗(九工大) MBE2022-11 |
抄録 |
(和) |
高齢化社会において,在宅中や屋外における転倒事故が多数発生し,重症化や転倒を恐れて外出を控えることが多くなっている.高齢者の健康維持に対しては,なるべく体を動かす機会を増やすほうがよいということも知られており,転倒事故の防止や早期発見は対処すべき重要な課題となっている.
これまで筆者らはスマートウォッチやスマートフォン等にも装備され一般に普及している加速度等の慣性センサを用いて,歩容における転倒の危険性を検出する方法について検討してきた.足上げ高さ,歩幅に着目し,上肢の加速度と歩容の関係を分析し,機械学習を用いることによって歩容を高い精度で判定できることを明らかにしてきた.しかし現実的な問題として高齢者の歩容は様々で,個人ごとにも異なる.例えば健康であっても足を引きずりながらの歩行や杖を用いた歩行などが考えられ,これらに対してはこれまでの歩容分析の適用が難しく,足上げの高さ,歩幅以外の情報が必要になると考えられる.
そこで本研究では個人ごとの歩容の分析から歩容を判別し異常(転倒の危険性等)を検出する方式を提案する.また分析において「ふらつき」歩行を新たに導入し,分析することを提案する.さらに歩容見守りのために,歩容の情報を必要に応じて遠隔に通知して高齢者の安全を守る方式について検討し,これらの内容について報告する. |
(英) |
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キーワード |
(和) |
歩容分析 / 高齢者見守り / 転倒防止 / / / / / |
(英) |
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文献情報 |
信学技報, vol. 122, no. 82, MBE2022-11, pp. 13-13, 2022年6月. |
資料番号 |
MBE2022-11 |
発行日 |
2022-06-10 (MBE) |
ISSN |
Online edition: ISSN 2432-6380 |
著作権に ついて |
技術研究報告に掲載された論文の著作権は電子情報通信学会に帰属します.(許諾番号:10GA0019/12GB0052/13GB0056/17GB0034/18GB0034) |
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MBE2022-11 |