講演抄録/キーワード |
講演名 |
2023-01-17 12:50
内シャント光透視における石灰化病変の描出に関する基礎的検討 ○伊東 梓・北間正崇・山下政司・清水久恵・横山 徹・小島洋一郎(北海道科学大)・清水孝一(早大) MICT2022-47 MBE2022-47 |
抄録 |
(和) |
慢性腎不全患者の治療である血液透析では,その多くが体外循環を行い,高流量の血液を得るため前腕部に自己血管内シャントを造設する.しかし,内シャントは穿刺や乱流ストレスにより狭窄や閉塞が発生するため,日常的な管理が不可欠である.我々は,臨床現場で日常的に内シャントの状態観察が可能な手法として,近赤外光の生体透視技術を応用した計測システムを提案してきた.この手法により,内シャントの狭窄や閉塞の一要因である血管内壁の石灰化を描出することが考えられる.本研究では,2種類の狭窄形状に対し,ファントム実験により石灰化部の描出と血管内径の計測を行った.その結果,波長1,208 nmの光を用い,最大誤差率2.8 %で石灰化部分の厚み(外径)計測が可能なことを確認した.また,波長810 nmの光を併用することにより,血管内径の計測が可能であることを示した.これらの検討をとおし,提案手法を二波長に発展させることにより,内シャント狭窄の早期発見に加え,狭窄性状を明確化して適切な対処,治療に展開できる可能性を新たに実証した. |
(英) |
(Not available yet) |
キーワード |
(和) |
血液透析 / 体外循環 / 内シャント / 光イメージング / 散乱光 / 生体透視 / / |
(英) |
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文献情報 |
信学技報, vol. 122, no. 335, MBE2022-47, pp. 22-25, 2023年1月. |
資料番号 |
MBE2022-47 |
発行日 |
2023-01-10 (MICT, MBE) |
ISSN |
Online edition: ISSN 2432-6380 |
著作権に ついて |
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