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| 講演抄録／キーワード | ||
| 講演名 | 2023-03-13 16:30 動的視野安定化を担う２つの眼球運動間の予測能転移評価 ○山中都史美・平田 豊（中部大）  NC2022-98 |
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| 抄録 | （和） | 多くの脊椎動物において，行動中の視野安定化を担う反射性眼球運動に，視運動性眼球運動（OKR）と前庭動眼反射（VOR）がある．OKRは視野の大部分が一定方向に動いたとき，それを追従するように眼球を回転させる．一方，VORは頭部が動いたとき，それとは反対方向に眼球をほぼ同じ速さで回転させる．金魚のOKRは，周期的に方向が切り替わる視覚刺激を与え続けると，切り替わりタイミング前から眼球回転速度を変化させ始める予測能を獲得する．この予測性OKRの獲得には小脳と速度蓄積機構（VSM）と呼ばれる脳幹神経機構が必要であり，これらはVORの生成にも関わっている．また，小脳が責任部位とされるOKRゲイン（OKR速度／視覚刺激速度）またはVORゲイン（VOR速度／頭部刺激速度）の適応では，一方を変化させると他方も変化する（適応結果が転移する）．本研究では，1) OKRで獲得された予測能がVORにも転移する，2) VORにおいても周期的に方向が切り替わる頭部刺激を与え続けることにより予測能が獲得される，と予想し，金魚の行動実験で検証した． |
| （英） | The optokinetic response (OKR) and the vestibulo-ocular reflex (VOR) are reflexive eye movements that are responsible for stabilizing our vision during our head motion. In goldfish, it has been shown that the OKR eye velocity becomes predictive after a prolonged visual stimulation alternating its direction periodically. This is known as the predictive OKR, which was demonstrated to require the cerebellum and the velocity storage mechanism (VSM) residing bilaterally in the brainstem. The OKR and the VOR are known to share these neural circuitries, and co-change their gains defined as OKR eye velocity / visual stimulus velocity and VOR eye velocity / head velocity after either of the gains is adaptively modified by cerebellar dependent learning paradigms. Thus, it was foreseen that the predictive ability in OKR acquired by visual training may transfer to the VOR. Furthermore, the VOR itself may be predictive after prolonged periodic vestibular stimulation. In this study, we evaluated these possibilities in goldfish that has been a popular model animal in vestibular and oculomotor neuroscience. | |
| キーワード | （和） | 神経積分器 / タイミング予測 / 小脳 / 予測転移能 / 眼球運動 / 適応制御 / 予測制御 / |
| （英） | Neural integrator / timing prediction / cerebellum / predictive memory transfer / eye movement / adaptive control / / | |
| 文献情報 | 信学技報, vol. 122, no. 425, NC2022-98, pp. 36-41, 2023年3月. | |
| 資料番号 | NC2022-98 | |
| 発行日 | 2023-03-06 (NC) | |
| ISSN | Online edition: ISSN 2432-6380 | |
| 著作権に ついて |
技術研究報告に掲載された論文の著作権は電子情報通信学会に帰属します．(許諾番号：10GA0019/12GB0052/13GB0056/17GB0034/18GB0034) | |
| PDFダウンロード | NC2022-98 |
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| 研究会情報 | |
| 研究会 | NC MBE |
| 開催期間 | 2023-03-13 - 2023-03-15 |
| 開催地（和） | 電気通信大学 |
| 開催地（英） | The Univ. of Electro-Communications |
| テーマ（和） | 脳アーキテクチャー, 一般（NC, ME） |
| テーマ（英） | Brain architecture, General |
| 講演論文情報の詳細 | |
| 申込み研究会 | NC |
| 会議コード | 2023-03-NC-MBE |
| 本文の言語 | 日本語 |
| タイトル（和） | 動的視野安定化を担う２つの眼球運動間の予測能転移評価 |
| サブタイトル（和） | |
| タイトル（英） | Evaluation of the transfer of prediction ability between two reflexive eye movements responsible for dynamic visual field stabilization. |
| サブタイトル（英） | |
| キーワード(1)（和/英） | 神経積分器 / Neural integrator |
| キーワード(2)（和/英） | タイミング予測 / timing prediction |
| キーワード(3)（和/英） | 小脳 / cerebellum |
| キーワード(4)（和/英） | 予測転移能 / predictive memory transfer |
| キーワード(5)（和/英） | 眼球運動 / eye movement |
| キーワード(6)（和/英） | 適応制御 / adaptive control |
| キーワード(7)（和/英） | 予測制御 / |
| キーワード(8)（和/英） | / |
| 第1著者 氏名（和/英/ヨミ） | 山中 都史美 / Toshimi Yamanaka / ヤマナカ トシミ |
| 第1著者 所属（和/英） | 中部大学 (略称： 中部大) Chubu university (略称： Chubu univ.) |
| 第2著者 氏名（和/英/ヨミ） | 平田 豊 / Yutaka Hirata / ヒラタ ユタカ |
| 第2著者 所属（和/英） | 中部大学 (略称： 中部大) Chubu university (略称： Chubu univ.) |
| 第3著者 氏名（和/英/ヨミ） | / / |
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| 講演者 | 第1著者 |
| 発表日時 | 2023-03-13 16:30:00 |
| 発表時間 | 25分 |
| 申込先研究会 | NC |
| 資料番号 | NC2022-98 |
| 巻番号（vol） | vol.122 |
| 号番号（no） | no.425 |
| ページ範囲 | pp.36-41 |
| ページ数 | 6 |
| 発行日 | 2023-03-06 (NC) |
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