講演抄録/キーワード |
講演名 |
2023-03-13 17:50
署名サイズを削減した閾値リング署名方式について ○東 龍之介・前野優太・宮地秀至・宮地充子(阪大) ICSS2022-72 |
抄録 |
(和) |
近年では量子コンピュータ技術の発展によって,量子コンピュータを用いたとしても偽造が困難な署名方式の研究が重要である.ディジタル署名の一例として,グループ内の誰もがそのグループの代表者として署名を生成できるグループ署名がある.グループ署名では管理者を置くことによって署名から署名者を追跡することができる.Rivestらによって提案されたリング署名は管理者の存在を仮定しないため,生成されたリング署名から署名者を特定することはできない.このような性質は匿名性と呼ばれ,署名者の情報が秘匿される必要がある電子投票などの場面で利用される.電子投票においてユーザ$N$人中$t$人が賛同した場合に案が通るという状況を考えたとき,異なる$t$人が共同で署名を生成する方法として閾値署名がある.本研究では既存の閾値リング署名方式よりも小さいサイズの署名を生成可能な方式を提案する. |
(英) |
The ring signature proposed by Rivest et al. does not assume the existence of an administrator, so the signer cannot be identified from the generated ring signature. This property is called anonymity, and is used in situations such as electronic voting where the signer’s information needs to be kept secret. In the case of electronic voting, if t users out of N agree on a proposal, the proposal will be approved. In this study, we propose a method that can generate a smaller signature size than the existing threshold ring signature method. |
キーワード |
(和) |
リング署名 / 格子問題 / 閾値リング署名 / 匿名性 / / / / |
(英) |
Ring Signature / Lattice / Threshold / / / / / |
文献情報 |
信学技報, vol. 122, no. 422, ICSS2022-72, pp. 145-150, 2023年3月. |
資料番号 |
ICSS2022-72 |
発行日 |
2023-03-06 (ICSS) |
ISSN |
Online edition: ISSN 2432-6380 |
著作権に ついて |
技術研究報告に掲載された論文の著作権は電子情報通信学会に帰属します.(許諾番号:10GA0019/12GB0052/13GB0056/17GB0034/18GB0034) |
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