講演抄録/キーワード |
講演名 |
2023-03-14 12:05
実行時間の不確実性を考慮した動的検証機能を持つ自己適応システム実装フレームワークの検討 ○内藤 惇・中川博之・土屋達弘(阪大) LOIS2022-64 |
抄録 |
(和) |
いかなる環境下においてもシステムがサービスを提供できることは重要だが,環境変化のたびにシステム管理者が修正を行うことや,ソフトウェア設計時に対処法を記述することは,コスト面や予測不可能性から現実的ではない.そこで,システム自身が動的検証を行い,その振る舞いを変更することで環境に適応する自己適応システムの構築技法の確立が期待されている.実世界を対象としたシステムにおいては,システム要件として時間制約が挙げられる場合がある.時間制約は安全性やユーザビリティの観点から重要なものであるが,システムの実行時間は,外部環境の不確かさにより不確実なものであり,検証時にはこの不確実性の考慮が必要である.本研究では,時間制約を扱うことができ,実行時間の不確実性を考慮した動的な検証機能を備えた自己適応システム実装フレームワークを提案する.本フレームワークでは,時間を扱うことができる統計的モデル検査ツールである UPPAAL SMC を用いて実行時間の不確実性を表し動的検証を行う.本研究では,提案フレームワークを用いて簡単な自己適応システムを実装し,そのシステムの振る舞いを確認することで,有用性を評価する. |
(英) |
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キーワード |
(和) |
自己適応システム / 時間制約 / 不確実性 / 実装フレームワーク / / / / |
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文献情報 |
信学技報, vol. 122, no. 423, LOIS2022-64, pp. 120-125, 2023年3月. |
資料番号 |
LOIS2022-64 |
発行日 |
2023-03-06 (LOIS) |
ISSN |
Online edition: ISSN 2432-6380 |
著作権に ついて |
技術研究報告に掲載された論文の著作権は電子情報通信学会に帰属します.(許諾番号:10GA0019/12GB0052/13GB0056/17GB0034/18GB0034) |
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