講演抄録/キーワード |
講演名 |
2023-12-21 10:30
洞察の予測における顔表情データの有用性の検討 ~ 予測における個人差の影響 ~ ○明戸浩志・羽鳥康裕・佐藤好幸・曾 加蕙・塩入 諭(東北大) HIP2023-76 |
抄録 |
(和) |
人間の創造性を評価する一つの切り口として,洞察を調査する研究が様々なされてきた。洞察とは,課題に対する解答が突然意識に上って思いつくことであり,それに伴う体験を特にAha!体験と呼ぶこともある。本研究では,このような心的状態を反映していることが期待される顔表情に着目し,それらによって洞察の有無を予測できるか,どのような特徴が予測に寄与しているかを調査した。実験はマッチ棒課題と遠隔連想テスト(RAT: Remote Associates Test)を採用し,試行中の参加者の顔映像を記録した。それらのデータを利用した機械学習により、被験者が洞察があったと報告した試行となかったと報告した試行の分類をするためのモデルを構築した。その結果、AUCスコアが0.7程度であり、チャンスレベル(0.5)に比べて有意に高いことを見出した。また、被験者内/間の予測スコアの比較により,被験者間予測より被験者内予測のほうが有意にスコアが高いことが分かった。これは顔表情の個人差を反映しているものだと考えられる。 |
(英) |
(Not available yet) |
キーワード |
(和) |
洞察 / Aha!体験 / Action Unit / 個人差 / / / / |
(英) |
Insight / Aha! experience / Action Unit / Individual differences / / / / |
文献情報 |
信学技報, vol. 123, no. 320, HIP2023-76, pp. 1-4, 2023年12月. |
資料番号 |
HIP2023-76 |
発行日 |
2023-12-14 (HIP) |
ISSN |
Online edition: ISSN 2432-6380 |
著作権に ついて |
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