| 講演抄録/キーワード |
| 講演名 |
2026-06-05 14:00
微分可能鏡像法に基づく頭部・室内伝達関数の同時推定 ○大庫一真・上田博之・伊藤陽介・吉井和佳(京大) SP2026-2 |
| 抄録 |
(和) |
本稿では,残響室で観測された両耳信号から,
個人化された頭部伝達関数 (HRTF) と室内伝達関数 (RTF) を
同時に推定する問題を扱う.
従来は,観測信号中の反射音を抑圧してHRTFを取り出す手法や,
HRTFに事前分布を課しRTFを統計的減衰でモデル化する手法が提案されてきた.
しかしこれらの手法は反射音の到来方向や経路長といった幾何構造を
陽にモデル化しないため,
残響成分がHRTF側に吸収される不良設定性を構造的に抑制できず,
推定HRTFを直接音応答として別の音響環境へ転用することが困難であった.
そこで本研究は,HRTFを実測HRTFデータベース中の基底の線形結合として表現し,
RTFを鏡像法に基づく微分可能な幾何音響モデルとして表現したうえで,
両者を空間共分散行列に基づく単一の確率モデルへ統合する手法を提案する.
具体的には,直接音および初期反射の到来方向,遅延,減衰を
部屋形状と壁面吸音率から決定し,
各反射経路にその到来方向に対応するHRTFを適用する生成モデルを構成し,
観測信号の尤度最大化により壁面吸音率とHRTF重みを同時に推定する.
HRTFデータセットを用いたシミュレーション実験により,
提案法は壁面吸音率を真値に固定した条件と同等のHRTF推定性能を維持しつつ,
辞書から単一被験者のHRTFを選択する方法よりも高精度に
壁面吸音率を推定できることを確認した. |
| (英) |
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| キーワード |
(和) |
頭部伝達関数 / 室内伝達関数 / 鏡像法 / 微分可能信号処理 / 空間共分散行列 / 最尤推定 / / |
| (英) |
/ / / / / / / |
| 文献情報 |
信学技報, vol. 126, no. 58, SP2026-2, pp. 7-12, 2026年6月. |
| 資料番号 |
SP2026-2 |
| 発行日 |
2026-05-29 (SP) |
| ISSN |
Online edition: ISSN 2432-6380 |
著作権に ついて |
技術研究報告に掲載された論文の著作権は電子情報通信学会に帰属します.(許諾番号:10GA0019/12GB0052/13GB0056/17GB0034/18GB0034) |
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SP2026-2 |