講演抄録/キーワード |
講演名 |
2022-01-27 14:05
280GHz帯広帯域多層基板内X字型パッチ励振差動線路導波管変換器の設計 ○山崎 誠・ヘンリー アブ ディアウオ・チャッチャイ チョクチャイ・榊原久二男・杉本義喜・菊間信良(名工大) ED2021-64 MW2021-106 エレソ技報アーカイブへのリンク:ED2021-64 MW2021-106 |
抄録 |
(和) |
280 GHz という高い周波数においては,低損失なアンテナや給電回路が求められる.アンテナへ給電するIC(Integrated Circuit)チップにはシングルエンド出力と差動出力がある.高周波数で用いられる伝送線路の一つとして導波管が挙げられる一方,IC チップは平面線路からなる.その二つを接続するために低損失な導波管変換回路が必要となる.シングルエンドのマイクロストリップ線路と導波管の変換回路が開発されている.IC チップからの差動出力を導波管へのシングルエンド接続に変換する場合,バランが必要となり,給電回路の大型化,インピーダンス整合による狭帯域化,損失の増加が問題となる.そこでこれらの問題を解決するために,差動線路のまま,導波管に接続する伝送線路変換回路が必要とされる.本研究では,導波管の狭壁から差動線路を入力することで,X字型のパッチを励振する差動線路導波管変換器を設計した.寸法パラメータによる特性変化の電磁界解析結果を示す. |
(英) |
Low-loss antennas and feeding circuits are required in 280 GHz band. Single-end and differential lines exist for IC chip terminal. To connect differential line to single-end transition, a balun is required, which increases the loss and the size of feeding circuits and limits bandwidth due to impedance matching. In this study, we designed the differential line to waveguide transition in multi-layer dielectric substrates using X-shaped patch element to reduce the overall size greatly, connecting the signal line from narrow wall of the waveguide. The performance changing geometrical parameters of the transition is evaluated by electromagnetic simulation. |
キーワード |
(和) |
パッチアンテナ / 差動線路 / 導波管 / 伝送線路変換器 / テラヘルツ / / / |
(英) |
Patch antenna / Differential line / Waveguide / Transmission line transition / Terahertz / / / |
文献情報 |
信学技報, vol. 121, no. 361, MW2021-106, pp. 12-15, 2022年1月. |
資料番号 |
MW2021-106 |
発行日 |
2022-01-20 (ED, MW) |
ISSN |
Online edition: ISSN 2432-6380 |
著作権に ついて |
技術研究報告に掲載された論文の著作権は電子情報通信学会に帰属します.(許諾番号:10GA0019/12GB0052/13GB0056/17GB0034/18GB0034) |
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