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| 講演抄録／キーワード | ||
| 講演名 | 2022-06-30 13:50 オペラント条件づけによるコウモリの物体弁別能力の検討 ○茂木麻友子・手嶋優風・西田 晴・土屋隆生・飛龍志津子（同志社大）  US2022-14 |
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| 抄録 | （和） | コウモリは，口や鼻から超音波パルスを放射し，標的からのエコーを聴き比べることで，標的の情報を取得する．音波伝搬の物理的性質から，エコーロケーションでは表面形状の情報や，さらには視覚では知覚が難しい物体の裏側の情報（死角情報）なども取得できると予想される．そこで本研究では，コウモリがエコーロケーションによってこれらの情報を利用できるかどうか調べた．アブラコウモリ（Pipistrellus abramus）4匹に対して，オペラント条件付けを用いてターゲット（ドーム型，98×146×54mm，樹脂製）の弁別実験を行った．実験の結果，表面にある凹凸や，視覚では死角となる位置での物体形状の違いを識別できることが分かった．次にエコーに含まれるどのような音響的特徴がコウモリの手がかりになっていたのかを調べるために，弁別実験で用いたターゲットからのエコーを音響シミュレーションを用いて計算し，エコーに含まれる音響的特徴の違いとコウモリの正答率の関係を調べた．その結果，コウモリは物体からのエコーの時間周波数パターンを手掛かりにしていることが推測された． |
| （英） | Bats acquire information about a target by emitting ultrasound pulses from their mouths or noses and listening to the echoes from the target. Due to the physical nature of sound wave propagation, it is expected that echolocation can acquire information on the surface shape of an object, as well as information on the backside of the object that is difficult to perceive visually (blind spot information). In this study, we investigated whether bats can use these information by echolocation. Four Japanese brown bats (Pipistrellus abramus) were used to discriminate the presence or absence and shape of a target (dome-shaped, 98 × 146 × 54 mm, made of resin) using an operant conditioning method. The results showed that the bats were able to discriminate differences in the texture and the shape of objects at the blind spot. Next, to investigate what acoustic features in the echoes were cues for the bats, we used acoustic simulations to obtain echoes from the targets which were used in the discrimination experiments, and found that bats were more likely to use temporal-frequency pattern as cues than the strength of the echoes from the objects. | |
| キーワード | （和） | エコーロケーション / 超音波 / FDTDシミュレーション / 死角 / / / / |
| （英） | echolocation / ultrasound / FDTD simulation / blind spots / / / / | |
| 文献情報 | 信学技報, vol. 122, no. 91, US2022-14, pp. 25-30, 2022年6月. | |
| 資料番号 | US2022-14 | |
| 発行日 | 2022-06-23 (US) | |
| ISSN | Online edition: ISSN 2432-6380 | |
| 著作権に ついて |
技術研究報告に掲載された論文の著作権は電子情報通信学会に帰属します．(許諾番号：10GA0019/12GB0052/13GB0056/17GB0034/18GB0034) | |
| PDFダウンロード | US2022-14 |
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| 研究会情報 | |
| 研究会 | US |
| 開催期間 | 2022-06-30 - 2022-06-30 |
| 開催地（和） | 関西大学 千里山キャンパス |
| 開催地（英） | Kansai University (Senriyama Campus) |
| テーマ（和） | 医用超音波，アコースティックイメージング，超音波一般（共催：日本超音波医学会基礎技術研究会，日本音響学会アコースティックイメージング研究会） |
| テーマ（英） | Ultrasound in medicine, Acoustic imaging, Ultrasonics, etc. |
| 講演論文情報の詳細 | |
| 申込み研究会 | US |
| 会議コード | 2022-06-US |
| 本文の言語 | 日本語 |
| タイトル（和） | オペラント条件づけによるコウモリの物体弁別能力の検討 |
| サブタイトル（和） | |
| タイトル（英） | Object discrimination ability of bats by operant conditioning |
| サブタイトル（英） | |
| キーワード(1)（和/英） | エコーロケーション / echolocation |
| キーワード(2)（和/英） | 超音波 / ultrasound |
| キーワード(3)（和/英） | FDTDシミュレーション / FDTD simulation |
| キーワード(4)（和/英） | 死角 / blind spots |
| キーワード(5)（和/英） | / |
| キーワード(6)（和/英） | / |
| キーワード(7)（和/英） | / |
| キーワード(8)（和/英） | / |
| 第1著者 氏名（和/英/ヨミ） | 茂木 麻友子 / Mayuko Mogi / モギ マユコ |
| 第1著者 所属（和/英） | 同志社大学 (略称： 同志社大) Doshisha University (略称： Doshisha Univ.) |
| 第2著者 氏名（和/英/ヨミ） | 手嶋 優風 / Yu Teshima / テシマ ユウ |
| 第2著者 所属（和/英） | 同志社大学 (略称： 同志社大) Doshisha University (略称： Doshisha Univ.) |
| 第3著者 氏名（和/英/ヨミ） | 西田 晴 / Hare Nishida / ニシダ ハレ |
| 第3著者 所属（和/英） | 同志社大学 (略称： 同志社大) Doshisha University (略称： Doshisha Univ.) |
| 第4著者 氏名（和/英/ヨミ） | 土屋 隆生 / Takao Tsuchiya / ツチヤ タカオ |
| 第4著者 所属（和/英） | 同志社大学 (略称： 同志社大) Doshisha University (略称： Doshisha Univ.) |
| 第5著者 氏名（和/英/ヨミ） | 飛龍 志津子 / Shizuko Hiryu / ヒリュウ シズコ |
| 第5著者 所属（和/英） | 同志社大学 (略称： 同志社大) Doshisha University (略称： Doshisha Univ.) |
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| 講演者 | 第1著者 |
| 発表日時 | 2022-06-30 13:50:00 |
| 発表時間 | 25分 |
| 申込先研究会 | US |
| 資料番号 | US2022-14 |
| 巻番号（vol） | vol.122 |
| 号番号（no） | no.91 |
| ページ範囲 | pp.25-30 |
| ページ数 | 6 |
| 発行日 | 2022-06-23 (US) |
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