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| 講演名 | 2023-06-16 09:50 周波数選択性フェージング環境における帯域内全二重通信のための適応差動遅延を用いたブラインド自己干渉除去に関する一検討 ○西川幸市・衣斐信介（同志社大）・高橋拓海（阪大）・岩井誠人（同志社大）  RCS2023-67 |
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| 抄録 | （和） | IBFDの実現には自己干渉 (SI: Self-Interference) 信号の除去が必要不可欠である． SI除去法として，SI信号のレプリカを作成し受信信号から減算する手法 (ASIC: Active Self Interference Canceller) が提案されている．しかし，レプリカの作成には正確かつ定期的なCSI (Channel State Information) 推定を行う必要があり，ランダムに通信要求が生起する無線IoT (Internet of Things) 通信のシナリオにおいては非効率である． この問題に対し，事前の自己干渉のCSI推定を必要とせず，ブラインドでSI除去が可能な，差動符号化原理に基づくアナログ自己干渉キャンセラ (DASIC: Differential Analog Self Interference Canceller) が提案されている．しかし，各パスの到来時間が異なることにより周波数特性に歪みが生じる周波数選択性フェージング環境においては，SI信号における遅延波の影響によりDASICを用いてSI除去を施してもSI成分が残留するという問題がある． そこで本稿では，DASICのアルゴリズムで設定可能な差動遅延量を自身の送信信号の出現パターンに応じて適応制御することにより，残留SI成分もブラインドで除去する方法を提案し，BER (Bit Error Rate) の観点からその有効性を評価する． |
| （英） | Self Interference (SI) cancellation is essential to realize in-band full duplex (IBFD) communications. As a method of the SI cancellation, active SI canceller (ASIC) has been proposed, in which a replica of the SI signal is generated and subtracted from the received signal. However, the replica generation requires accurate and periodic CSI (Channel State Information) estimation, which is inefficient in wireless Internet of things (IoT) communication scenarios where communication requests occur randomly. To address this problem, differential analog self interference canceller (DASIC) without requiring prior CSI estimation of SI has been proposed. However, due to the effects of delayed waves, SI cannot be completely eliminated in frequency-selective fading channels. This paper proposes a method to blindly remove the residual SI component by adaptively controlling the interval of differential delay that can be set in the DASIC algorithm according to the appearance pattern of its own transmission signal, and evaluates the effectiveness in terms of the of the bit error rate (BER). |
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| キーワード | （和） | 帯域内全二重通信 / 自己干渉キャンセラ / 周波数選択性フェージング / 適応差動遅延 / 逐次検出 / / / |
| （英） | In-band full-duplex / self interference canceller / frequency-selective fading channel / adaptive differential delay / successive detection / / / | |
| 文献情報 | 信学技報, vol. 123, no. 76, RCS2023-67, pp. 229-234, 2023年6月. | |
| 資料番号 | RCS2023-67 | |
| 発行日 | 2023-06-07 (RCS) | |
| ISSN | Online edition: ISSN 2432-6380 | |
| 著作権に ついて |
技術研究報告に掲載された論文の著作権は電子情報通信学会に帰属します．(許諾番号：10GA0019/12GB0052/13GB0056/17GB0034/18GB0034) | |
| PDFダウンロード | RCS2023-67 |
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| 研究会情報 | |
| 研究会 | RCS |
| 開催期間 | 2023-06-14 - 2023-06-16 |
| 開催地（和） | 北海道大学 + オンライン開催 |
| 開催地（英） | Hokkaido University, and online |
| テーマ（和） | 初めての研究会，リソース制御，スケジューリング，無線通信一般 |
| テーマ（英） | First Presentation in IEICE Technical Committee, Resource Control, Scheduling, Wireless Communications, etc. |
| 講演論文情報の詳細 | |
| 申込み研究会 | RCS |
| 会議コード | 2023-06-RCS |
| 本文の言語 | 日本語 |
| タイトル（和） | 周波数選択性フェージング環境における帯域内全二重通信のための適応差動遅延を用いたブラインド自己干渉除去に関する一検討 |
| サブタイトル（和） | |
| タイトル（英） | A Study on Blind Self-Interference Canceller with Adaptive Differential Delay for IBFD in Frequency-Selective Fading Channels |
| サブタイトル（英） | |
| キーワード(1)（和/英） | 帯域内全二重通信 / In-band full-duplex |
| キーワード(2)（和/英） | 自己干渉キャンセラ / self interference canceller |
| キーワード(3)（和/英） | 周波数選択性フェージング / frequency-selective fading channel |
| キーワード(4)（和/英） | 適応差動遅延 / adaptive differential delay |
| キーワード(5)（和/英） | 逐次検出 / successive detection |
| キーワード(6)（和/英） | / |
| キーワード(7)（和/英） | / |
| キーワード(8)（和/英） | / |
| 第1著者 氏名（和/英/ヨミ） | 西川 幸市 / Koichi Nishikawa / ニシカワ コウイチ |
| 第1著者 所属（和/英） | 同志社大学 (略称： 同志社大) Doshisha University (略称： Doshisha Univ.) |
| 第2著者 氏名（和/英/ヨミ） | 衣斐 信介 / Shinsuke Ibi / イビ シンスケ |
| 第2著者 所属（和/英） | 同志社大学 (略称： 同志社大) Doshisha University (略称： Doshisha Univ.) |
| 第3著者 氏名（和/英/ヨミ） | 高橋 拓海 / Takumi Takahashi / タカハシ タクミ |
| 第3著者 所属（和/英） | 大阪大学 (略称： 阪大) Osaka University (略称： Osaka Univ.) |
| 第4著者 氏名（和/英/ヨミ） | 岩井 誠人 / Hisato Iwai / イワイ ヒサト |
| 第4著者 所属（和/英） | 同志社大学 (略称： 同志社大) Doshisha University (略称： Doshisha Univ.) |
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| 講演者 | 第1著者 |
| 発表日時 | 2023-06-16 09:50:00 |
| 発表時間 | 10分 |
| 申込先研究会 | RCS |
| 資料番号 | RCS2023-67 |
| 巻番号（vol） | vol.123 |
| 号番号（no） | no.76 |
| ページ範囲 | pp.229-234 |
| ページ数 | 6 |
| 発行日 | 2023-06-07 (RCS) |
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