講演抄録/キーワード |
講演名 |
2024-03-07 16:55
Pythonテストコードにおけるテストスメルの存在とバグ潜在性の関係に関する定量的調査 ○伏原裕生・阿萬裕久・川原 稔(愛媛大) SS2023-60 |
抄録 |
(和) |
ソフトウェアの品質保証でテストは欠かせない活動であるが,
そこで使われるテストコードそのものの品質保証もまた重要である.
テストコードの品質を脅かすものとして,テストスメル(テストコードにおけるコードスメル)が知られている.
本稿では, Python を開発言語としたオープンソースソフトウェアを対象としたテストスメル検出と,
それらの存在がテスト対象の製品コードの品質に影響を及ぼしているかどうかを定量的に調査した結果を報告する.
100 個のオープンソースソフトウェアから得られたデータを分析したところ次の知見が得られた:
(1)検出可能な 18 種類中 12 種類のテストスメルについては,それらを有するテストコードでもってテストされていた製品コードのバグ率は全体平均よりも高い.
(2)複数のテストスメルが同時に出現している場合,それらの悪影響はさらに高まり,そのようなテストコードでテストされている製品コードでは 3/4 以上の割合でバグ率が全体平均よりも高い. |
(英) |
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キーワード |
(和) |
単体テスト / テストコードの品質 / テストスメル / バグ率 / / / / |
(英) |
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文献情報 |
信学技報, vol. 123, no. 414, SS2023-60, pp. 67-72, 2024年3月. |
資料番号 |
SS2023-60 |
発行日 |
2024-02-29 (SS) |
ISSN |
Online edition: ISSN 2432-6380 |
著作権に ついて |
技術研究報告に掲載された論文の著作権は電子情報通信学会に帰属します.(許諾番号:10GA0019/12GB0052/13GB0056/17GB0034/18GB0034) |
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